2011年6月29日(水)
トルクメニスタンという国は独裁国家で有名です。
ニヤゾフさんという方がソ連からの独立を決めた初代大統領で、今は二代目の大統領に変わっているのですが、政府の独裁体制は変わらないまま。
独裁国家と聞いて連想するのは北朝鮮。そこには国民が苦痛を強いられてるイメージがありますがこの国の人は政府に対して、ある種の満足をしているようです。
この旅、初のガイド付き旅行☆
なんと、お気楽なことか。
シルクロードの東西南北を結ぶ幹線道だったトルクメニスタンのアシガバートは古い歴史がある場所だった。
ここは紀元前3世紀のもので世界最古の農耕集落遺跡。
(多くの作業員は現地の方)
このトルクメニスタンの多くの街はとっても新しい。
理由は、1948年に大地震が起きてほぼ全ての建造物が全滅した。
亡くなった人は10万人に上る。
しかし、とんでもないほど贅を尽くした作り。
残念ながら中は完全撮影禁止です。
靴を脱いで入ります。何と20000人が収容出来る広さで、
中に敷いてあるトルクメニスタン絨毯はギネスブックに載っているそうです。
天井側面を飾る48枚のステンドグラスが美しく、その数の所以は前述の大地震があった年号に合わせ、大多数出た死者を哀悼するという。
しかし、このモスク・・デカ過ぎて(高さ55m)天井内部に10匹くらい?鳥が飛んでいました(笑)
ソ連からの独立が1991年なのでそれにちなみ自由の象徴なのだと。
その後は官公庁地帯へ。
私は白が好きなので結構、好きでOKです。
この建物もふんだんに大理石を使われた贅を尽くしてある。
歴史を感じる素晴らしい展示品が沢山ありました。
ただ、入場してから、出るまで来場者は私、たった一人。
外は40℃近い気温のため広い内部はガンガンエアコンが効いていて、保安係員が10名近く、展示品を照らす照明が無数。
ものスゴイ経費だろうな。
そしてこういった建物が街中にいくつもあることを考えると国の財源を自由に使える独裁国家のなせる業なのでしょう。
今日の街も人がすくなー。
車もない。
人はどこにいるんだろう?と思っていると、
外貨はUSドルのみ受け付け可です。
その後ランチをしながらいろいろトルクメニスタンのことを伺う。
ガイドのムサさん情報によると国民は、
電気代タダ。
水道代タダ。
ガス代タダ。
小学校~大学まで全部、タダ。。
ガソリン代、120ℓ/月まで無料
※ガソリン:1ℓ=13円!!!(←私が今まで訪問した39カ国中、最安値!)
物価は安め。
家一軒、300万円(中規模)~1000万円(豪邸?)。
治療費、退職後の年金、も充実しているとのこと。
平均月収は、300ドル(2~3万円)前後/月と低賃金である。
街はとってもキレイ。
天然ガス産出量世界4位の潤沢な財源を持った独裁政府はこのような国を形成した。
ソ連からの独立の快挙と、現大統領が声高に言う「自由な国家」とは裏腹にインターネットの閲覧規制のいびつさや、前、現大統領の像や写真、絵が街中に飾ってあり偶像崇拝の傾向は否めない。
また街の人口にくらべ軍人、ポリスの数が圧倒的に多い所はなんとも違和感。
ただその分、とっても治安が良いとのこと。
収入が低く抑えられている結果、国外、海外へ行くという自由さは限られているようです。
トルクメニスタン国民についてはまだまだ未知。
もっともっと知りたいなあ!
しかし、皆、驚くほど笑顔が少ないんですよねー(苦笑)
ガイドのムサさんと運転手のアンドリーさんは楽しい人達なので良かったがこの方々はこの街ではとっても珍しい部類。
ホテルに戻って夕食はルームサービスで。
文化の違いをまた知ることが出来ます。
まず料理についてくるのはナンではなくフランスパンになり、コーヒーはネスカフェではなく日本と同じブラックカフェに変わりました。
【AK ALTIN PLAZA 8000円】※クレジットカード不可
※インターネットはフェースブック、ツイッターはイランに引き続きここトルクメニスタンでも規制がかかり基本的に閲覧不能です。