いよいよ中国ラス前の街に到着!
中国でも3人の子供インタビューに成功出来ました。
映像のアップ、スタッフが頑張ってくれています。
もう少々お待ち下さいませm(__)m
【中国】オルドス~四子王旗(ししおうき)の旅
走行距離:340キロ
出発時間:7:10
到着時間:16:10
天候:晴れ
気温:28℃
今朝は出発時間が早かった。
何故かというと、バイク乗り入れ禁止区内に入ってしまっているので朝の渋滞とともに警察の取り締まりに引っ掛からないようにと逃げるように出発する。(笑)
滞りなく街を後にしたいと思いつつ、一つ目の信号の交差点を無事通過。
二つ目の信号は赤なので停車。
すると、左バックミラーに大きな車の陰が見えた。
「公安」と大きく書かれたパトカーだった。
げ。
そして嫌な予感。
思いっきり、私のバイクの脇に寄せて来て、窓を開けて警官が何か言ってくる!
ヤバい!捕まる!
恐る恐る警官の顔を見ると、とっても嬉しそうな表情で、私に話しかけながらバイクを眺めている。
私は後部トランクに張られた「Jマーク」(日本車両である表示)を指しながら、中国語が出来ない旨と日本から来たことを伝えると満面の笑顔で何か挨拶をしてくれる。
そして青信号になったので、何事も無かった如く発進する。
ほっ。
ガイド車もバックミラー越しに焦っているだろうなと思いつつ。
今日はバイクが走行可能な有料道路を上手く繋ぎながら往く事が出来た。
高速道路に乗れないので国道110号線を行きたいが工事中で道路状態が酷いとのことで今日も行き先を変更。
109号線を通って向かうは四子王旗という町だ。
見える風景は、草原、岩山、緑緑しい丘陵、と紾めく変わる。
広く緑の大地が広がる真ん中に、左右にポプラの並木のある場所でガイド車がその陰に滑り込むように停車する。
いつものスイカ休憩だ。
ジェレンタ君が手際よくナイフでスイカを割く。
まな板も、お皿も地面だ。
風向きが悪いと、トラックが近くを通る度に、スイカが砂だらけになる。
それを落としながら食べるのだが、これがまた本当に中国のスイカは甘くて超〜美味しい☆!
一段落したところで、緑が広がる景色に目を遣るとそこはトウモロコシ畑だった。
トウモロコシ畑は背が高い。
大好きな映画「フィールド・オブ・ドリームス」を思い出す。
映画ではあの中から往年の大リーガー「シューレス・ジョー」が出て来たんだよな・・。
と思っていると、本当に中から、人が出て来た!
誰?!
農民の方だった。
時間があれば僕も中に入ってみたかったな。
目的地の町まであと70キロほどの村の食堂で昼食を摂る。
太くて、薄い縮れた面が主食の一つ。
名前・・忘れた。
しみじみとジェレンタ君が言い出す。
ジェ「あとちょっとでお別れですネ」
山 「ホント。つい先日、トルガルト峠を下りて来たばかりだと思ったのにね」
3日後にはまた一人の旅が始まる。
このマスク、ヤバいでしょー。
女性ものしか売ってなくて・・。
パンティくわえているみたい(笑)
「四子王旗」市に到着。
小さな町だけどどの店を見てもとっても奇麗で新しい町。
ここはチンギスハンの弟の子孫一族が住んだ街として栄えたのだと。
チンギスハンは歴史上、最も広く世界を征服した人物。
中央アジア、中東、東ヨーロッパ、の敵を撃破、駆逐し、当時、世界人口の約半分にあたる国を統治したとのこと。
そして今ではモンゴルの英雄として崇められてる。
2004年、オックスフォード大学が発表したDNAの解析結果から、歴史上、世界で最も子孫を残した人物はチンギスハンだと、ウィキペディアに載っていた。
何処かチンギスハンのゆかりの地を明日、訪れてみたい。
明日は中国訪問最後であり国境の町、エレンホト(二連浩特)へ向かいます。
「どんだけ走っても中国=!!」と唸りながら走っていた長いシルクロードの旅もエンディングを迎えます。
最後の中国を思い切り噛み締めながら走りたいと思います。