この区間は約50キロほどしかないが今日はここで力尽きました(苦笑) 雨が降らなかっただけ不幸中の幸いですが、もう「道の地獄」を見ている感じです(恐)。何度も、何度もひっくり返り一度はバイクが逆さまに近い状態にもなり、もうタンクやフロントのスクリーンが割れるのではないかと思うほど。その度にガソリンが漏れる状況です。パニアケースがかなり歪んできました。また足を挟むことも何度かあり、結構痛い思いもしました。ヘルメットがあるので大丈夫でしたが頭部の強打もありました。でもご心配なく。装備のお陰で全く怪我はありませんので。

 

DRCコンゴ側の国境の宿で、入国スタンプを押してもらってから8:00くらいに出発。アンゴラの道の酷さを格段に凌ぐ道の状態に度肝を抜かれるがやはり行くしか無い。気分はヘリでも呼んでキンシャサまでひとっ飛びしたい位い。走り出して30分位いしたところで道に迷う。すると後ろから二人乗りのバイクがやって来た。私が向かうニギンガという村まで行くというので一緒に走ってくれることに。精神的には超助かる。どこで道を間違えてもおかしくないコンゴの山道を一人だったら1000%不安に駆られながら走る。細いあぜ道が脇にあるだけでも常に、そこで誰か地元の人が来るのを待ち、方向を確かめなければならない。経験上、太い道がその方向とも限らない。一緒に走ってくれて何かあればヘルプしてくれる方に御礼をすることになるわけだがある意味、ガイドが居てくれることになり気持ちだけでも楽になる。約3時間くらいのランデブー走行の途中、二人乗りの彼らは途中途中の村で知人と話しをしたり用事を済ませている。これには少し時間がかかってしまうところだがしょうがない。ニギンガから先の道は「全然問題なし!」と泊めてもらった国境の人たちが言う言葉はやはり??だった・・(笑) そう言えばアンゴラのある人もルアンダからキンシャサへのそのルートは道が良すぎて居眠りしちゃうよ!という情報もとんでもない(笑)

ニギンガから一人になって、道のりはさらに険しく数回転倒をしている時に私の周りに村人が集まってきて村長さんらしき人がかなり疲れているのではないか、休んだ方がいいのではないかと言う。キンシャサに今日中に着きたいので急ぐというと何かの薬と水を近くの村まで取りに言ってくれて差し出してくれた。薬は何のものか不明で飲むのを一瞬たじろいだが一緒に差し出された水がとっても美味しそうだったので二錠の薬と水を一気に飲んだ。多分その時にいた中の少年だと思うが後にガイドになってくれた。薬をもらった所から先の別の村でへたり込むように木の下にバイクを停めて休もうとすると椅子を差し出してくれた村人が居てここでも人の親切にあやかる。究極に疲れていたのでバイクの回りに人が集まってくれても中々話しをすることが出来ない。何か果物など食べるものはないかと聞くと何もないと言われたがしばらくすると硬いなすびのようなものを焼いて差し出してくれた。よくみると地面にごろごろ落ちているものだった。皮をむいて食べるだと良い、差し出してくれた人が自分でも食べ始めた。少し口に入れてみたらイモの種類だと判ったが全く食べることが出来ず、丁重にお返しした(笑)。私がそれを口に入れた時の歪んだ顔をみて村人達が笑った。何か食べないとと思い手持ちのビスケットを2~3切れとサプリを摂るのだがバイクと私の回りに大勢の人だかり(観客?)の中で食べるのは落ち着かない(笑) 30分ほど休ませてもらっただろうか。そろそろ行こうとしたところで芋?と椅子の御礼に日本から持ってきた手品を見せたらこれが大ウケで拍手喝采!(世界ニ周のうらんさん、ご進言有り難う!)気持ちよく村を出発しようとするがこの先も道が不安だ。次の経由地のキペンバはこっちでいんだよね?と村人に確認すると一人の若い男性(後から17歳と判った)が「私が案内する」というジェスチャーをする。その少年は私の前を自分の足で走って誘導をし始めたのだ。休憩をとらせてもらった町を出ると、これまた悪路に加えて困るのは道の分かれ道が村の中の人の家の敷地の中にあることだ。そんな状態なので本当に道に迷う。この新たに出会えた少年ガイドがいなかったら絶対に消息不明になるところだ(笑) 超悪路の場所では道のどの場所をトレースすればいいか丁寧に指示を出しながら私の数メートル前を走ってくれている。

キペンバまであと14キロあるというのでどこまで一緒に行ってくれるのだろう?と思いながら後をついていくことにした。いつか幾分、道の状態が良くなったところまで案内してくれるのかなとも思った。どこまで行っても道は良くならない。途中で彼の友達が合流した。その彼(16才)は自転車だった。自転車の彼が前を走りその後をランナーの彼が走り、そしてオートバイの私が走る。そしてなんとその後を幼稚園~小学生の子供が沢山、走っている(笑) 最初の休んだ村から着いてきた子供が10人くらい。途中で通過する村から子供が追加?されたり、さらに私が疲れて休む別の村でさらに子供が追加され、多い時は30人くらいの子供が私達のあとを着いて走ってきていただろうか。村の一大イベントのようだった。子供達はあまり遠くまで走ると家に帰れないので次第にその人数は減って行く。最後は自転車、ランナー、私の三人になった。途中の路上で私がへばって休息をとるため停車して居る時にどこまで一緒に走ってくれるつもりと聞くと、キペンバまで行きますと言うではないか。結局彼らは、14キロの道のりを完全に走りきったのだ!しかもそこからまた帰らないといけない!言葉にならない感動だ!その小さな町に到着するとすでに15:00を過ぎでいたので泊まれる所を探したいというと彼らは町で一番いい(といっても2つしかないが)宿を探してくれた。やっと宿に辿りついたところで、ずっと一緒に話しをしていた「町に着いたら一緒にコーラを飲もうな!」と言っていた通りコーラを一緒に飲み、水、御礼を渡した。とても満足そうな彼らを私はとっても誇らしくまた愛おしく思った。アフリカの懐の深さがここにもあった。その町の宿に到着するといろんな人が集まってきた。教会の人、学校の先生、軍隊の教官、村長さん、そして宿のオーナーで町一番の実力者(周囲の方から「Big BOSS」と呼ばれていて超コワオモテ。。(怖/笑))。基本的には私が何者なのか。何をしにこの町にきたのかを確認したいらしい。そう、私は完全に現地の人たちからみたら超珍しい外国人でしかない。観光地でもないので不思議なのは当たり前。観光地でないところで泊まる際は結構、ここに来た理由を聞かれる。私の場合はオートバイがあるのでそうでもないがテロリストが町に潜入したかの不安そうな目で私が見られることもある。日本でのチャリティ活動というと幾分、理解してもらえる。

夕食は宿の方、手作りの豚料理をごちそうになった。トイレは「出したら」汲んできた水を便器内に注ぐ方式で水洗はありえない。ここの家には珍しく風呂場があるのだが水道は使えずためてある風呂用の水を頭からかぶる。初体験だったがここに行き着くまでが大変だったのでここでの水浴びはすごく気持ちよかった。電気も通じていないので日が落ちると真っ暗闇の部屋の中でブログをうつ。パソコンの光がやけに明るく目が痛い。暗闇の中、宿のオーナーと私だけで夕食をとりながらお互いのことを話した。初対面の時とうって変わって大変親切で優しく接してくれ私と出会えたことを大変喜んでくれた。また英語が私くらい?出来る人だったので助かった。【宿の名称不明;USD50夕食&朝食込み】

明日、雨だけは降らないでくれ!と祈りながら外で夜空を見上げながら用を足し(笑)、明日に備えて早めに眠りにつく。また寝袋を使ったことは言うまでもない。。



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コンゴ民主(DRC)側の国境は青空の下、手続きを!そこがキゼンガ!(笑)






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村長さんの家には発電機があり電気を使う際はこれを始動させる。






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こうやって幹線道と思っていた道がどんどん狭くなるとどんどん不安になる(大汗)




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先行者がいてくれると精神的不安は全くなくなって有り難い。

 




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若干道がよくなってきたところで車がやって来た。もの凄い物資と人工を運んでいく。



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村で停車すると一気に観客(?)が集まる。








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日曜だったのである町で市がやっていてバイクの通る隙間もないほど路上に商品を並べている場所も。




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これがなんなのか、不明だが口にしてみた。どんなに腹がへっていても食べることが出来なかった。





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今日はここまで・・キペンバという小さな町の宿に辿りついた途端、町の長老達との懇談が始まる。





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写真中央の少年二名(マフラーと棒)が14キロを助けてくれた名ガイド君。







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コーラを飲む!







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町では特別、珍しい豪邸。








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DSCF2956大親分のお家がホテル(?)になっていてバイクを屋内まで入れさせてくれた。






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夕方、この家に客人(私)が来たことを知ってか食材を売り込みにきた少年(中央)。豚の部位だった(@@)宿の世話人(写真左)の方が「これ食べたい?」と言って調理してくれた。




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とっても美味しい夕食を振る舞ってくれた(感謝)私はお酒は飲まないというとコーラを用意してくれた。いたれり尽くせリ。。ここでは沢山、食べさせてもらった。




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これからも連絡を取り合いましょう!と意気投合し名刺交換した。有り難うございます、アンドレさん!