2011年3月8日(火) 夜寝てる最中、足の筋肉のひどい痙攣に見舞われ悶絶した。原因は水分不足の状態で筋肉を酷使してきたためだろう。体をしっかり休めるためにゆっくり、じっくり寝ていたいが朝一で警察署に行きパスポートに入国スタンプをおしてもらわないといけない。早めに起き、朝食をとり、洗濯をし、いくつかはホテルのランドリーサービスに頼んだ。ホテルを出て警察に行き、無事パスポートとカルネにスタンプをもらった。実はカルネはコンゴで入国は押してもらったが出国がバンマバという不思議なイミグレーションで押してもらわないまま出てしまったので少々不安だったが問題がなかった。ただこのフランスヴィルもパスポートのスタンプを押す人(イミグレーション=入国審査)と、カルネにスタンプを押す人(カスタム=税関)は普通違う窓口なのだが同じ人が同じハンコで押していて不思議だった(笑) 確認してみるが大丈夫だと言う。若干不安だがまあいいか(苦笑)今日も作業メニューは多い。町を走っていると車の整備工場があったので入り口にいる人に声をかけると笑顔のよい若者(アッセン)が少し英語が話せたので転倒とトラックにバイクを積んで移動した際に損傷した部分を直してもらいたい旨を説明するとすぐやるという。ハンドルが曲がってしまってハンドルロックが出来なくなってしまった部分と、サイドスタンドが湾曲してしまったためバイクが倒れてしまうところを直してもらう。約一時間くらいの作業後、ほぼ良い状態に直してくれた。ガボンのメカニック達はかなり日本人的で良い腕前だった。「コンビアン?(いくら?)」と聞くとみんながビールが飲めれば良いよと。5000シーファーフラン(約850円)と言われ支払った。有り難い。

次は携帯電話のSIMカードを買いたいがアフリカの他国のように道ばたで売っている気配がない。人に聞いても町の中心地にいかないとないという。途中ガソリンスタンドで満タンにし併設のコンビニ店で必要品を購入し、中心地「ポトノ」へ向かう。途中で日曜大工用品店のような店によりマルタンにあげた軍手の変わりを探すが同じものがない。似たもの見つけて妥協。その後、やっと携帯電話ショップを見つけた。このフランスヴィルでは日本と同じように身分証明の情報を入力して始めて電話番号を得るSIMカードを購入することが出来るようだ。センター市場を少し歩いたあと、バイクの洗車をしてもらった。汚れが激しい途上国の道路事情なのでどの町にも洗車屋さんがある。この町では1500シーファーフラン(260円)だった。銀行によりお金を下ろしたいが二件目の銀行でビザカードが使えた。ただかなり動きが不安定でたまに機械が停止していた。あっと言う間に陽が傾き始めたころホテルに戻りまだ暑さがひかないので思わずホテルのプールに飛び込んだ。ドエライ(岐阜弁でスゴイ)気持ちいい!!また生きている実感がしみじみ湧いて来た(嬉) プールで話しかけてくれる人がいる。スイス在住の初老のアメリカ人(トム)で娘さんと二人で車でスイスから南アフリカまで行く人だった。ちょうど私がこれから行く道を彼らが走ってきて、私が走って来た道を彼らが行くところだったのでお互い貴重な情報交換が出来た。彼らはほぼ良い道を走って来たので私の情報を聞き、これから経験するだろうひどい悪路について頭を抱えて苦笑していた。


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かなり適切な作業で修理を進めてくれた。








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修理工場の人々と仲間達!








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丘の上に大統領の像がそびえ立つ。このあたりの出身だそう。







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街で最も広い道の両脇に観覧席がある。軍隊のセレモニーを行う時に使うとのこと。







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ポトノの町中。日本人の私を見ても誰も珍しがらない、気にしない、今までのアフリカ他国と違うと感じた。