2011年3月27日(日)

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明け方のテシ海岸






朝食は6:30だというのでレストランに行くが、
まだ準備が出来てないとのことだったので、
その間にチェックアウトと、ガーナの通貨セディの両替を依頼してみる。

 

USドルやユーロは受け付けるが、セーファー(西アフリカ共通通貨)
は受け付けないという。

こういうところで外貨の種類によって価値の強さ、弱さを知ることが出来る。

 

出発の際、いつものようにホテルスタッフが数名バイクの周りに集まり歓談をする中で、

一人が自分もBMWの5シリーズの車を所有しているという。

ガーナ人は他のアフリカ諸国の人と比べ豊かさとふと感じさせられることが多い。

 

iPhoneのローミングがガーナに入った途端、復活し電話が使えるようになった。

アンゴラ以来で、日本の友人からSMSが入っており、
一ヶ月近くの遅れで返信した。

このローミングのお陰で、iPhoneのマップGPS機能は少し(?)
働くようになってくれてホテルの住所であるテシから、
アクラ市内を抜けてクマシ方面に行く道は迷うことがなかった。

 

出発時にホテルスタッフが途中は一部、道がよくないと教えてくれた。

言われた通り10キロほど走ったところから、工事箇所が点在しはじめ、

舗装路と、未舗装路が交代で現れて多くの車両は苦労して進む。

ただ、私にとってはコンゴのような悪路でないので特に問題にならない。



DSCF3744おお!富士山!
・・と思うような土砂(笑)







ガーナに入ってから気がついたのは、私にパッシングしてくる対向車が少ない事。

総じてアフリカはどこでも私にパッシングをして来た。

理由は、ヘッドライトが点灯したままになっているからだ。

通行人の多くも、私に「ライトがついたままだよ」と教えてくれる。

しかし私のバイクは「常時点灯型」でライトを消すことが出来ない。

最近の日欧米製のオートバイはそういったタイプがほとんど。

このガーナに入ってからその合図をする車が減ったのは、

私のようなタイプのオートバイが多いことだ。

ガーナに入国する前は南アフリカを覗いてほとんど大型バイクを見ることがなかった。

大型バイクがあるとしたらポリスの白バイくらいだ。

それ以外はほとんど、小型バイクで中国製、台湾製、その他である。

 

このクマシでは中型、大型のホンダ、ヤマハ、カワサキを見る事が出来た。

そしてその数の多さは、アクラ市内より圧倒的に多いと思う。

 

また四輪の車両も高級車が増えてきている。

新型のBMWやメルセデス、珍しいものだとUSのダッジバイパーも走っていた。

路線バス(だと思う)まで、大型サイズの高級観光バスタイプのものが沢山、行き来している。



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BPという会社は知っていたが、
まさかAPものあるとは。。
あすがアフリカ(笑)




DSCF3747壁を携帯電話会社の広告に提供した家屋が多い!

これはMTN社のカラーリング




DSCF3749こっちはボーダフォン







そんな区間を260キロほど走り抜けるとガーナ二位の大都市クマシに到着した。

人口が多い割に、渋滞が酷くないのは今日は日曜日だったからだ。

 

ホテルの方面はどこかなと・・思ったあたりでちょうど予約してあった
ホテルの看板があったのでその通りに進みホテルに到着。


初めて聞いた名前のホテルだが、凄く良いホテル!

【ゴールデンチューリップクマシ:118ユーロ(13500円)朝食込み】

(プール/テニスコート/インターネット無料/バスタブ有り/何しろ水回りがキレイ!)

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バイクをホテル前に停めると玄関から日本人らしき家族が出て来た。

お互い会釈したのち、一人の男性と話してみると、

道路の建設関係の仕事でガーナに来ていて今日はご家族とテニスをしに
このホテルに来たという。

なんと、セレブでエリートなお方でしょう()

またガーナの情勢の落ち着き、安全さを少し感じさせる一幕でもあった。

 

いつも大荷物を部屋に持ち込むのでホテルによってはスタッフが運ぶのを手伝ってくれる。

日本から来たと伝えるとすかさず「ソーリー」と答える。

私の荷物を運んでくれたホテルスタッフは「チュナミ(津波)」と言い、
何人の人が亡くなったかを聞くので

1万人だと答えると、ビックリして絶句状態だった。。

 

荷物を部屋に置いた後、僅かだが時間があったので
ガソリン給油を兼ねて出かけたついでに
クマシの見所にオートバイで行くことにした。

町の中心地に西アフリカ最大と言われるマーケットがある。

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とにかく、信じがたい広さで東京ドーム何個分あるんだろう?
と思うほど。
様々なモノを売る露店、パラソル、トタン屋根の店で一つの区域が埋め尽くされている。

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私は大型の特殊なバイクに乗っていることもあり
アフリカ人の男性の多くはオートバイが好きなのでどんどん話しかけてくれる。

道を訪ねたり、友達を作ったり、写真を撮影させてもらったりする時も難なく可能となる。

オートバイに乗っていることで、旅が順調に、楽しくいけるメリットは無数にある。

 

バイク乗りとしてのデメリットはホテルに入る時に、「足もとを見られる」ことだ。

基本的にきれいな格好をしているわけでないので、予約をしていないと入場を断られることもあり得る。(コンゴ民では予約してあっても断られた)

 

ホテルに戻り久しぶりの湯船の風呂に入った後、
何気なくTVを付けるとF1開幕オーストラリア戦がやっていた!(嬉)

「小林カムイ8位でフィニッシュ!」に超~感動した!
(後に失格?になってしまったようだが。。)

そして、かなり多くのF1ドライバー達が日本の国旗や
日本へのメッセージをマシンやヘルメットに装着して走ってくれていた。
もう感激で涙。

改めて私が出来るベストを尽くす気持ちが加速した。