2011年4月6日(水)

今日は、マリを後にし、セネガルへ向かいます。
どんな国境超えが待っているのか少々不安なのと、セネガルという国との出会いが楽しみです。



1カイのホテルの窓から見える朝日







2カイのホテルの外観











2−1カイ駅







3今は、屋上の看板も壊れてしまったまま






4この部屋の他にもう一室リビングのようなものがあります。




 


5窓に映る自分を撮影してみた。

意味はありません(笑)






6写真だと表情が判りにくいが(笑)
お世話をしてくれたホテルスタッフが

「心一杯」

の笑顔で見送ってくれた。



カイを後にし、しばらく走るとすぐに田園風景。

朝一からバイクの温度計は29度を示し、今日も暑さとの戦いを予想させる。

相変わらず道がキレイでいいな〜、なんて走っていると、いきなり前方に何かの大群が道を横切っている。

「サル!」

南アフリカまでよく見たが久しぶりだ。
写真を撮りたかったが、マリのサルは社交的ではないらしくどんどん奥に行ってしまった。

次に出て来たのは、イノシシ!!!!それも3匹!
これは心臓が飛び出るほど危なかった。。。

いきなり私のバイクに向かって突進!あわや衝突!!
実際は、道を横切りかたったようだが、イノシシは行くと決めたらブレーキが利かないようで(笑)、最初の一頭目が私のバイクのギリギリ目の前を通過!そして少し遅れてその後の二頭が一頭目を追いかけるように全速力で走ると、ギリギリ私のバイクの後ろを通過した。

ちょっとタイミングがずれていたら衝突、転倒していたかもしれない。

「猪突猛進」って本当でした!(笑)


そうこうしているうちにマリとセネガルの国境に到着。


8マリを出国する国境ゲート







最初、この国境のゲートには誰も居なかったので、通りすぎてしまった。

よく誰もいないポリスストップがあり、そこはそのまま通過するのでそんなつもりで先に進むと、「ここからセネガル」のゲートまで行き着いてしまい引き返すことになった。


改めてこのゲートまで戻り、脇にある何も書いていない建物に行くとそこがイミグレーションで(笑)、パスポートを差し出すとすぐに出国スタンプを押してくれた。

そんなことなので車両の書類(カルネ関係)に関しても何のチェックもなく簡単にマリを出国。

国境を渡る橋の上では何故かマリに対してとても良い思いがこみ上げて来る。マリはとても優しく温和な人が多く、そして安全な国である印象を強く感じた。検問で停められたことが皆無だったのはこの国くらいではないだろうか。

また、マリの人からは、子供、ホテルスタッフも含めてお金を要求してくる人がいなかった経験が思い出として残る。


「Thank you! Good bye Mali! 」

【国境 マリ出国:Diboli/セネガル入国:Kidira】

少々手間がかかったのがセネガル入国。
入国のスタンプを押してもらうためにゲート近くのイミグレオフィスに行くと一通りパスポートを見た後、この先にあるKidiraの町まで行ってそこのポリスオフィスでスタンプを押してもらうように言われる。

その場所を町の人に訪ねながら街中を走っていくと、途中、ヤギの品評会のようなものをしていて見てて楽しい。

町外れにあるポリスオフィスではパスポートへの入国スタンプをすぐに押してくれた。

次は車両(バイク)の入国許可書類を作成してもらうためにカスタム(税関/フランス語だとbureau)の場所を聞くと、さらにこの先にあるというので行ってみる。

今までアフリカを渡ったオーバーランダーの方々、また他各方面からの情報では、セネガルはカルネ非加盟国なので車両の書類は「一時輸入許可証」(レセパセという)を作成してもらい受け取ればOKということになっているのでそれを依頼。
すると、昨年夏からセネガルもカルネの加盟国になったとのことで、カルネを持たない者には入国許可証の作成は出来ないという。
カルネを手渡すと、この町のカスタムではカルネそのものにスタンプは押せなくて「48時間有効、一時許可証」を発行し正式なカルネへのハンコはダカールの港の税関に行ってスタンプを押してもらうよう言われる。

何だか、とってもメンドクサイことを言われるが、賄賂の請求目的や何か意地悪で言っていることでないことは彼らの態度や対応の仕方でよくわかる。皆さん、至って親切でとても優しい。


これも所変われば・・なので一つの経験としてダカールへ着いたら港に行く事にする。

この国境ではマリ、セネガル共に手数料の請求は一切無かった。

とりあえず国境での手続きは完了したのでタンバクンダに向かう。すぐに工事中の箇所がいくつかあり、深い砂部分もありドキドキしたが(笑)、10キロほどで終了。それ以降は道の状態は悪くない。




9−1道の脇にはずっと線路が並走している。

バマコからダカールまで繋がる路線だ。

ただ一度も走っている列車は見なかった(笑)



11「囲い」を持つ村が増えてきた。








14この住宅は@@!

和風?中華?

本当はここでも村の人に話しを聞きたいところでした。


15道はキレイなのですが、動物がはねられたものが沢山でその近くは匂いがきつい。

それも牛などの大型のものが目立ちます。





13バオバブと共に暮らす村








休憩した町で、コーラと何か判らない(笑)、冷やされたビニールパックを購入。
とりあえず、フチを噛み切り中身を飲んでみるとヨーグルトだった。
暑い中、また小腹が空いていたのでとっても美味しい。

またその商店の中にいるとお金が欲しいと子供が沢山寄って来る。手には大きな器を持っている。
セネガルに入った途端、マリとは違う子供の動きがある。
文化、慣習、教育・・の差異を肌で感じる。


予定通り、14:00位いにタンバクンダに到着。
iPhoneのGPS?機能を頼りに予約はしていないが事前に探しておいたホテルに向かう。

「確かこのあたり・・」

しかし、そこは更地で何もない。
すぐ近くに高級車(といっても新し目の4WD車)が沢山停まっているホテルがあったのでレセプションに行くとこの町で一番良いホテルですと言われる。
【NIJI HOTEL 27600CFA(5000円)朝食/TV/エアコン/湯シャワー 】
(インターネット;Wi-Fi電波のみでサーバーダウンしていた)


ホテルの部屋に入るとすぐにすることがインターネットの確認。
ここでは使えないことが判ったのと、iPhoneのローミングもセネガルでは効かない。
携帯SIMを購入したいことをホテルスタッフに伝えると向いの商店に連れて行ってくれ無事購入。
シムを購入する度に電話番号が変更になることだけネックです。


16窓の下には民家の中庭が見える。








17飼われているこのヤギの鳴き声が一晩中続く
(^^;)





18部屋の壁にあるこの穴(電源?)は初めて見た。







19カイのホテルから気になっていた部屋に常備してあるゴザは何だろう、と思っていたら、イスラムのお祈り(一日5回?)を捧げる時に使うものだった。





さて、明日はいよいよアフリカ大陸最西端!、 セネガルの首都ダカールへ向かいます!!!

ダカールと言えば、世界一過酷なモータースポーツ「パリダカ」(パリ〜ダカールラリー)のゴール地として有名。
(現在のパリダカは「ダカールラリー」と名前だけ残し南米で開催)

モータースポーツに人生を懸けて来た私にとっては鈴鹿と同じようにダカールも聖地であり憧れの場所です。

全てにおいて、とても楽しみです!