2011年4月25日(月)
今日は小さな港町、ファロを離れポルトガルの首都リスボンへ向かいます。
ファロを離れる前に昨日、行けなかったカルモ教会へ行ってきました。
人骨堂で世界最大(?)と言えば同じくポルトガル、エヴォラにある教会が有名なのですがそちらには寄れそうにないので是非ともこの教会で見たかったのです。
見たかった理由は、俳優ユワン・マクレガーとチャーリー・ブールマンが二人で行ったバイクで世界紀行「ロングウェイダウン/アフリカ編」でこの人骨堂へ訪問していたからです。ただそれだけですが。
無数の人骨を教会内の装飾に使用したところです。それを見たら何を感じるのかかなり興味がありました。
しかーし・・このカルモ教会はオープンが10:00で、それまで待っていることが出来なかったので外観だけ撮影してファロを後にしました。
またこの教会前でザクティ(ビデオ&カメラ)を落としてしまい使えなくなってしまったので新たな機材を手配せねばなりません。。人骨堂のたたり?
リスボンまでも素晴らしい高速道路が続くのであっと言う間に到着します!
街に入る橋から見える景色は、ポルトガル特有のオレンジ色の家屋の壁の色と都会のビル群、大西洋から入り込むテージョ川、真っ青な空のコントラストが鮮烈で目が覚める☆
一応、有名な観光地に行ってみます。
正直、興味は全然なかったのですが実際に見てみると感動です!
地下一階?が水牢になっていて潮の満ち引きが利用されたものだとか。
バスコダガマの就航を祝って作成されたもの。それから多くの航海から帰って来た人がこれを見て生きて帰ってこれたとしみじみ思ったらしい。私も「しみじみ」をする日が来るだろう。
まさに権威の象徴。
ベレンの塔とセットで当時の王様が建設を命じたもの。イースター休暇が影響してか見所の中庭に入ることが出来ませんでした。
私の興味は中庭ではなく、バスコダガマの遺骨が眠っている場所だった。世界で初めてヨーロッパからインド航路を「発見」したのを始め世界一周を成し遂げていったガマ。一説によると最初の航海は乗組員の半分以上が亡くなり帰国出来なかった。
この時代は、多くの犠牲の上に成り立つ悲しい成功だったのだ。
「サン・ジョルジェ城」1500年前に作られ何カ国もの人に城の支配者が変わった。異国文化が重なり合うヨーロッパ南部の状態が理解出来る。
【ホリデーインリスボンコンチネンタル 68ユーロ】
値段に対してホテルは大変良くて快適です。部屋は広い、奇麗、スタッフは親切。ポルトガルは比較的、物価が安く、旅行客が多い理由が判ります。
とにかくポルトガルは美しい街で、リスボン大地震により住民の3分の2にあたる6万人が亡くなった面影はどこにもない。
ベレンの塔にバイクを停めた時、タクシー運転手が話しかけてくる。
「日本は地震と津波で大変だね。」
250年も前のことだからか、もう自国の地震のことは話題にしない。
見事に復興しているリスボンを見て祈りを込めて日本とだぶらせてみる。
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