2011年6月11日(土)
二泊したカッパドキアを出てSiwasという町へ向かいます。
走行距離:270キロ
天候:雨時々曇り


朝起きるとザーザーの雨。。
おいおい・・と思うも何度もお伝えしているように私は雨がキライでない。・・そんなこといっているもんだから日本のツーリングの仲間から「雨男」呼ばわりされるけどそんなことないと思うんだけど。

雨の中、出発準備をしているとホテルオーナーが話しかけてくれる。
オ「これからどこ行くの?」
山「Siwasですよ。誰か友達いますか?」
オ「友達はいないけど、ホテルを経営している知っている人がいるよ。行ってみたら?」
山「わー!それは有り難いです^^」
今日は泊まるホテルの予約がなく、そこは値段も安いということもあり紹介してもらうことにした。

そして私がそこに行った時に先方のオーナーへ渡すメッセージも書いてくれた。
ここでもとっても親切にして戴いた。

ただ、結論は行か(け)なかった。改めて調べてみるとそこのホテルは私が向かうSiwasとは全然違う町だった。お心遣いだけ有り難く戴いておきました♪

ホテルを出発直前、雨が弱まったので上だけレインウエアを着て出発するが、しばらく行くとどんどん寒くなる。目の前には大雨を降らしてきそうな真っ黒な雲が近付いている。
どこかでレインウエアの下も履きたいと思っている所にガソリンスタンドが見えて来た!
給油がてら入ってみると、

「ガソリン無いのよ」

・・珍しい答えが来た。

英語が出来ない方だったのでジェスチャーで判断するにこの大雨が原因でタンクローリーの到着が遅れている・・といっているみたいだ。
ガソリンスタンドにガソリンがないことは、バイクで旅する方のブログでよく目にしたが私の旅では初めて。

「ガソリンはないけど、中で休んでいったら?」
「チャイはどう?」と大変、親切にしてくれる。

1カッパを着込みながら戴いたチャイ。

もちろんタダ。感謝です。




再び走りだす。さらに寒くなる。
気温は9度まで下がっていく。雨なので余計寒い。グリップヒーター装備のバイクなのだが雨に濡れたグローブの中の手がかじかんでくる。
標高はそれほど高くないのになぜ?と考えると北上しているからだと判った。
三日前のコンヤは今までのトルコ内で最南だったけど今はイラン方面の北東に向かっている。

途中、雨の切れ目を見計らい、雨用グローブに交換し、ライディングジャケットの下にもう一枚着込む。
が、まだ寒い。
そして雨がさらに強くなる。
道路の轍に雨水が深くたまるところを隣の車線の車が私を追い抜き様に、

「バチャーン!」と思い切り水を撥ねる。

見事に私とバイクにかかる。

「気持ちいい!」・・なるべく前向きに考えるようにする。

そして、単調な道のため眠くなる。

眠気覚ましと言えば、歌!なんですが、唄ってみるとヘルメットのシールドが曇って前が見えなくなった。。
歌は唄えない。。・・辛。
雨なのでカメラを出して景色の撮影も出来ない。
そんな状態の中、やっとSivasの町に到着。
一応事前に調べておいたホテル近辺に到着する見つけることが出来ない。

あきらめてバイクが停められて手頃そうなホテルに入って聞いてみる

「シングル、50TLですよ」(約2500円)
インターネットも無料、朝食付きで完璧だったのでチェックイン。
【OTEL Divan】

いつものように多くの荷物を部屋に入れ、荷解きをする。
それから遅い昼食と夕食を兼ねるつもりで町に出る。
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この町は世界最古のモスクがあったり世界遺産のホスピタルがあるそうだが情報不足と若干の疲れのため散策も早々に切り上げホテルに戻る事にする。

写真 42一番、町で目についたのがこのソーセージ?名物みたいです。











写真 44大衆レストランに入り、メニューある?と聞くと、ドネル(ケバブ)だけですよという店だった。

店に入った途端、バケツをひっくり返したような豪雨に!









ホテルに戻って部屋のTVを付けるとNHK Wroldというチャンネルがあってずっと日本のニュースをやっている。
写真土曜のせいか、原発/放射能の問題についての特集番組みたい。
全部英語の番組だけどNHKには親近感があるし内容は深刻で食い入ってみる。

外国にいると実は深刻な状態を余計なほど耳にすることもあり日本を心配するのだが、日本の番組をみていると益々現実味を帯びさせてくれる。