*ここ中国ではインターネットの規制のため、画像のアップが出来ません。

中国出国以降(8月上旬予定)にアップ出来る場所に着き次第追って掲載したいと思います。


またイラン、トルクメニスタン同様、フェースブック、ツイッターが閲覧不能です。

(携帯経由のみ通信可能な時があります)

私へのメッセージは trp@jp.bigplanet.com(直メ)へお願いいたします。

ただし、私のプロバイダー(ニフティ)は受信が出来ますが返信が出来ません。

ウェブメールを使用すると返信が可能ですが大変不安定で突然繋がらない場合が発生します。

何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
 

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【中国】トルファン滞在

2011年7月21日(木)


(交河故城)



今日はトルファンに滞在して近郊の見所観光とこの先の旅のための買い物などをして過ごします。


最初に訪れたのは6世紀(唐の時代?)に作られた、アスタナ古墳。

500基の墳墓が発見されたとされるが現在、観光客が見れるのは3基のみ。

それぞれ、10~20の石段を下りて地下に入って行く。


DSCF1069一つ目。

儒教の教えを表現した壁画が今も鮮明に見る事が出来る。

うーん、悟りの世界ですね。



二つ目。

このウイグル地域に存在しないはずの鳥などの絵が書かれている。

別の地からやって来た人が自分が最後に眠る墳墓の壁に故郷の想いを残したのだとか。


そして三つ目。

両脇が段々と狭くなって行く作りの階段を降りて、直接の光が入らないほど暗めの墳墓の中に入ると、


「うをっ!ww」


思わず声を漏らした。

先に入っていた一人の欧州人男性と女性ガイドが私の声を聞いて小さく笑う。

ひょっとすると全く同じことをしたのかもしれない。


そこには、完全なミイラが二体、横たわっていた。

簡素なガラスケースが被せられているだけのものでごく間近にそれが存在している。

言ってしまえば人間の死体そのものである。

それをまじまじと見る機会に立ち会っているのだ。


この二つの体は夫婦だったのだと。

今にも生き帰りそうな保存状態だ。

何故か、だんなのほうは苦しそうな表情だが、奥さんのほうは眠るような、かつ幸福そうな表情をしている。

しかし、1500年間も仲良く一緒にいられてるって素晴らしい!!!と最高に感動。。


次に向かったのは街から40キロほどの場所にある火焔山(かえんざん)。

DSCF1063ぼうぼう、赤く火が燃えているように見えることから名付けられた山。




とにかく大きく、そして幅広く立ちはだかる特徴的な岩肌の山は圧巻!
 

西遊記では、孫悟空が燃えるこの山の火を消すことが出来る芭蕉扇を手に入れるために鉄扇公主と戦った舞台になったとして有名。

もう一度、西遊記、ちゃんと読みたくなった。(笑)
DSCF1064沢山の観光客が訪れています。


 
 


ベゼクリク千仏洞。

DSCF1085山奥の崖というか、中腹の岩肌を削り出して作られた洞窟式の仏教殿。




これも6世紀から始まったものらしいが途中イスラム教の影響や、多くの内部は長い歴史の中で破壊、浸食、略奪により傷みが激しく見れた場所は4~5カ所の石窟だけ。

それぞれ内部の天井部の壁に999個の仏が描かれているが、何故「千(1000)仏洞」なのかというと、


「最後の一つは自分の心の中にある。」


とされるのだと。

私はそれを聞いてかなり感動しとりました。。

結局最後は自分なのだという悟りをこの地の存在が物語っている。
DSCF1093火焔山の裏手に位置することから、ここにも西遊記の主人公達が建造されている。



IMG_9521可愛いラクダだった。




すかさずジェレンタ君
「ラクでしたか?」
・・だいぶ、パターンが掴めて来た。


「昼食に行きましょう」とガイドのジェレンタ君。


ジェ「今日は日本の『地球の迷い方』にも載っているレストランですよ~」


山「へー、何が有名なの?」


ジェ「ラグ面です」


山「・・・う、うん、いいね・・」


もう、中国に入国してすでに一週間が過ぎたが毎日、ラグ面だ。

何かの連続記録に挑戦しているようだ。


ランチ後は今後の旅に必要な物資の補給など。

まずはそろそろオイル交換の時期になってきたため、ガイド車のガソリン給油の際、スタンドでエンジンオイルを購入。

二日後に訪問する大都市、敦煌で交換の予定。


次は、カシュガルで入手出来ず、シンキョウ自治区の区都ウルムチから送ってもらっていたチェーンオイルスプレーを受け取る為にこの街の配送センターに行く。
DSCF1096トルファンの配送センター



 

DSCF1099無事受け取れた荷物の中にはバイクカバーも入っていてなんと宋社長からのプレゼントとして戴いてしまった。かー!感謝です。




そしてもう一点は、私の忘れ物の補充。

いつも「忘れ物ありませんか?」とガイドのジェレンタ君が聞いてくれているのに、ついにやってしまった!

今朝、出発したコルラのホテルにシャンプーを忘れてきてしまったのです。

かなりショックです。

ご存知のとおり私の今の本職はアメリカの化粧品メーカーニュースキン社の代理店企業の経営。

いわば自社の製品なんだけど、かなりのお気に入りで、アフリカ大陸でなくなりかけたシャンプーの補充のため、スペインのディストリビューターに会ってまで入手したもの。

それを忘れて来てしまった・・。

このトルファンにおいてこの製品は入手困難なのでジェレンタ君に相談。


「品質の高いシャンプー売っている所があれば後で連れてって。」


出来ればあまり市販品(特に中国のもの)は使いたくない。


「どんなのがいいのですが?」というので


和田(ホータン)にアメリカの自然派化粧品の老舗、メアリーケイをバザールで見かけていたのを伝えて、そのような店か、アムウェイみたいな製品はあるかな?と聞くと、


「あ、僕の友達でアンリ(アムウェイ)をやっている人がいるので連絡しますよ」


という。

DSCF1101するとすぐにホテルまでディストリビューターがシャンプーを届けてくれた。




わー、なんか感動!

他社の製品説明を聞いているだけでとっても楽しかったのと、不安材料をなくすことが出来て大変助かった。


ちなみに、私は旅行に行くといつも「忘れ物魔」と呼ばれるほどで特に団体の場合、関係者の方に多大な迷惑をかけていた。

・・んが、しかーし!

今回の旅では一切、忘れ物をしていない!!(自慢^^)


なので、このシャンプーは大したものでないが(自分では大したもの)とってもショックだったのです。


夕方から再び観光で「交河故城」「カレーズ」という場所を巡った後、「ウイグル族の家庭訪問」に行った先で、バイク好き、日本語が話せるご主人の娘さんに子供インタビュー(三人目)が出来ました。
DSCF1141ぶどう園とカレーズがコラボした観光地で香港からの女子グループに声をかけられ記念撮影。



DSCF11528月26日からがぶどうが最高に美味しいシーズンだとか☆




08)ぶどう園の娘さんがインタビューに答えてくれた♪





 
 

世界中を巡り、子供の夢をずーっと聞いていると、ある法則が見えてきています。

そんなことも近いうちにこのブログで語りたいと思っています。

(近日中に中国編映像もアップ出来ると思います。)


ある知人が言っていた言葉です。


「忘れ物はしても、夢だけは忘れるな」


良い事いいますなー。