*ここ中国ではインターネットの規制のため、画像のアップが出来ません。
中国出国以降(8月上旬予定)にアップ出来る場所に着き次第追って掲載したいと思います。
またイラン、トルクメニスタン同様、フェースブック、ツイッターが閲覧不能です。
(携帯経由のみ通信可能な時があります)
私へのメッセージは trp@jp.bigplanet.com(直メ)へお願いいたします。
ただし、私のプロバイダー(ニフティ)は受信が出来ますが返信が出来ません。
ウェブメールを使用すると返信が可能ですが大変不安定で突然繋がらない場合が発生します。
何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
2011年7月22日(金)
移動距離:395キロ
出発時間:9:30
到着時間:16:00
天候:晴れ
気温:37℃
今日は私の誕生日!
実際は46歳になったんだけど今だにスピリッツは27歳の感覚でずっと止まっている!(笑)
人生の折り返し地点あたり(と勝手に思っている)の誕生日に大好きな自分のバイクで地球を走っている幸せを噛み締めています。
私に関わってくれた全ての方に深く感謝をしつつ・・。
今日はシンキョウ地区で見所が集中している猛暑の街、トルファンを離れ、ハミへ向かいます。
朝食会場へ行く為に部屋を出てエレベーターに乗ります。
3階から乗って一瞬、動き出したと思ったら急に真っ暗になり停まった!
実はこのトルファンでの滞在中、宋社長、ガイドのジェレンタ君の二人とも一回づつエレベーターに閉じ込められていた話しを聞いていたので驚きはなかった。
ああ、私も経験するんだね、と。
携帯を持ってて良かった、と思ったのは完全にたった一人で暗闇に閉じ込められても光を確保出来たこと。
お陰で非常ベルのボタンが判り、押すことが出来た。
ジリリリリリリリリリーーーーーー!!!!!!
とホテル中に響き渡っていると思うような音が閉じ込められているエレベーターの中でも聞こえている。
・・ただ、一向に反応がない。
もうひとつボタンがある。
インタホンだ。
押す。
中国語の人が出た!
とりあえず、
「Help me! 」
と言ってみる。
すると、中国語で何か言って切れた。
その後も動きが無い。
さらに非常ベルを押し続けるとやっと動き出した。
その間、3分くらいかな?
確かに当人にとっては長く感じるものだ。
実は私をロビーで待っていたジェレンタ君が非常ベルの音に気付き、ホテルスタッフに言いに行ってくれた。
ジェ「エレベーターの故障で非常ベルが鳴っているよ」
と言うと、
ホ「は? ああ、わかりました」
と、全く、気が付いてい無かったとのこと。
もう、笑っちゃうよね。
チェックアウトしてバイクに近付くと夜のうちに少し雨が降ったらしく、バイクが真っ黒!
正確に言えば泥だらけ。
通常、雨が降ると汚れが酷かったバイクが少しはきれいになったりするもんだけどここ中国は違う。
大気が土埃で覆い尽くされている(特に街中は)ので雨が降ろうものなら、車は一気に汚れる。
近いうちにまた洗車をしよう。
昨日、観光した西遊記の火焔山を横目に東へ向かう。
まさに三蔵法師が通ったシルクロードを逆走していく。
大型トラックが工事エリアに入ると土煙を舞い上げる。
12:00になったあたりでガイド車が途中の街に停車する。
「ここを過ぎてしまうと一切、食べ物屋がないので昼食にしましょう」と。
「何にする?」と通訳を通じ宋社長が聞いてくるので、
「何があるの?」と聞くと、
<ジュウベン炒面>というものがあるという。
麺の具材をちぎってほうとうのような形にして野菜と肉と一緒に炒めるものだと。
「それ!それ、食べます!」
ついに、ラグ面の連続記録が終了です!(笑)
ほぼ青空キッチン状態のところで店主ご夫婦が麺の具材を手で食べ易い大きさにちぎりながら手際よく大きなフライパンに放り込んで行く。
その後、じゃーじゃー、音を立てながら炒める。
「三丁、あがり!」そんなカンジで 15分後くらいに出来きてきた。
味はラグ面とほぼ同じでまあまあ。
宋社長とジェレンタ君はがふがふと食べ進み、ほどなく完食。
私はあまりお腹がすいていなかったので半分ほど残してしまった。
ここ中国にいても、食べ物を残すとセカンドハーベストhttp://www.2hj.org/ に申し訳ないな、と思ってしまう。
食後もあまりゆっくりしているとバイクの周りに人が集まって来てしまうため、早めに支度をして出発。
一時間以上走った後、広いパーキングエリアに停車して休憩。
私の大好きなコーヒーを用意してくれる。ほっと一息。
・・は、いいのだが、草むら側に近付くとものすごい無数の糞。。
踏まないように歩くのに注意が必要。
山「これ、何の動物の?」
ジェ「人間ですヨ」
ひゃー・・。
ここでは青空トイレは常識です。。
あと100キロほど走ればハミの街だ。
いつものように私は歌を唄って走っていると、ガイド車が二股分かれ道を左側の主幹線道に進み一キロほど過ぎたところで停車。
ジェ「道を間違えました。側道に行かないといけませんでした。」
山「ほーい」
真ん中に中央分離帯がある片側二車線の有料道路なので、どこか中央分離帯が途切れている場所でUターンをするのかな、と思っていると、
ガイド車は、そのまま自分達が走っていた道をUターン!
ハザードを出しながら走って行く。
はい、完全に逆走です。(笑)
それも追い越し車線側を往っている!!
私は自分の判断で路肩側を逆走・・。
かなり通行量が少ない道だったのでこんな判断をしたようですが、一キロの逆走中、ついに対向車(むこうにしてみれば通常の走行)が来てしまった!!!
それもかなりの巨大トラック!
ただでさえ、ささいなことでもクラクションの嵐の中国の交通社会なので、トラック特有の耳をつんざくようなホーンをこの時とばかりに鳴らして来るのでは、と恐る恐る出来る限り道の端を走って行くと、ゴー・・と低いエンジンとタイヤの音だけを残して何もなかったようにすれ違って通過。
あら?
たぶん、こんなことする人って沢山いるのね。
そして無事、行くべき道に戻ることが出来た。
ガイド車的には普段はこんなことは一切しないと思うのと、あくまで私の運転技術を信頼してのことだったと思う(←一応フォロー笑)
ハミの街に入る。
が、ガイド車が途中で停車。
ジェ「向かうホテルの場所が判らなくなっちゃって」
ちょうど私のiPhoneのマップ機能が使える状態だったので検索するとすぐに画面上に出て来た。
ここからは私が先導していくと、迷わず一発でホテル前に到着!
ジェ「これすごいデスネ@@」
そう、私の旅でずっと助けてくれていて有り難い。
でも過去の世界一周をしていた先人達の苦労を考えると頭が下がる。
さてホテルに到着し部屋に向かう時、エレベーターの張り紙に日本食、それもスシの写真が掲示されているではないか!
山「もしよかったら今晩は日本食でもいい?」
ジェ「社長に聞いておきますね」
しばらくしてホテルの部屋の電話がなり、ジェレンタ君だった。
ジェ「日本食を部屋に届けますヨ。私と社長は外に食べに行きます。」
OK、と答えつつも、なーんだ、日本食を一緒に食べないのか、と思っていると頼んだ時間に、
ルームサービスとして運んできてくれた。
大きなお皿の外周にカッパ巻きがいくつか乗っていて、中央にはタコ、サーモン、空いている場所にはほっき貝ぽいものが刺身として乗っている。
あとはキュウリをスライスしたものとかまぼこ。
それに、タレが二つ。
一つはやや透明な天ぷら用のものみたい。
もう一つは、しょう油(かな〜)とわさびを1:9くらいの割合でシェイクされていて死ぬほど鼻にキク!!!
超超、久しぶりの日本食なので嬉しいのなんの!!!
前回食べたのはスペインでお世話になったペンティさんご夫婦と一緒にいったマドリード以来。
まずカッパ巻きをパクっ!
・・まずい。。
私の好きな貝はどうかな?
パク!
「ジャリ」
ジャリ?って何〜!!!?www
砂だらけで吐き出す。
別の貝を透明の天ぷらのたれで洗うようにすると大丈夫だった。
サーモンも砂がついていないかと思いタレにつけると、
え?
透明だったタレが真っ赤になった!!!
ものすごい食紅が出てきた。
食欲が一気に萎え、キュウリをぼりぼり、そして、かまぼこを食べると
これは一体いつ作ったんだ?と思うほどパサパサで堅くなっている。
完全に食事終了。
私の一人の誕生日ディナーはこうして寂しく終わるのであった。(笑)
まともな和食くいてーよー・・。
今日は珍しくぼやきが多かったブログになってしまって反省。
でも口はばからず言えば、どうしてこんな幸せな人生になったんだろう?と考えてみながら走った一日だった。
多くの方に感謝をと申し上げたが、そうそう、もう一人、感謝する相手がいた。
それは、過去の自分。
昔の自分は、「未来の自分のために今、努力しよう」と思った。
だから、今、こんなに幸せだ。
でも・・ということは、今から考えれば、将来の自分のために、益々努力をしなければならない。
未来の自分が今の自分に感謝するように。
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