2011年7月24日(日)
走行距離:420キロ
出発時間:9:10
到着時間:19:45
天候:晴れ
最高気温:39℃
思わぬ食当たりの体調不良により連泊してしまったハミを出て敦煌へ向かいます。
前夜から浅い眠りが続く中、なんとか体調は快方へ向かっている気がする。
6:00ごろ起きて体温を計ると36.8℃。
よっしゃっーーーーーーーー!!
と、言いつつも体の節々が痛む。
でも、バイクに乗ってれば直るでしょ。(笑)
7:00ちょうどに私の調子の確認に来たジェレンタ君もひと安心。
という訳で、無事、自分の運転でバイクで敦煌へ向かうことになった!
150キロ走ったところで給油と昼食。
体調はほぼ完璧で嬉しい。
やっぱり私にとってバイクは一番の薬だとしみじみ思う。
ちなみに食事の内容はまたラグ面。(笑)
ただ、ここに向かう途中、ついに新疆ウイグル自治区を抜けたことによってラグ面の味が変わってきたことが判る。
やっぱり本場はウイグルなんだなと納得。
この先からは今日の移動の4分の1に中る、100キロは完全ダートになると。
新しい道を造っている工事中の区間だ。
突然、前で地面が爆発!
工事用の発破を使っているようだ。
そして、交通量が多いもののほとんどは低速走行のトラック群!
今日に限って無風のため、トラックが舞い上げる土埃は後方にそのまま大きく、長く、残存する。
その結果、体中、土埃りで真っ白!
視界ゼロメートルの所が多くあり、その中でトラックを追い越し続けるのは目をつむって運転しているようで相当怖い。
途中で衝突事故も見かける。
そう言えば、キルギスや、カザフスタンではこのような工事中区間では、散水車が行き来していて土埃が舞わないようにしていたなあ。
これ、凄い!
何か判りますか?
トラックが、風車の羽を運んでいるんです^^
ダート路に入ったところでガイド車と一旦別れることにした。
ペースが全く違うためだ。
車幅が狭く、そして悪路に強いタイプの私のバイクは早いペースで行く事が出来る。
中国に入り始めて先行するガイド車がいないためナビをセットしてどんどん進む。
長距離のダート路が終わるころ、敦煌の街へ向かう分かれ道があるハズ。
その標識は必ず出ているだろう、と思っていた。
ダート路が終わる。「敦煌」に関する何も標識もない。
ナビも、分かれ道までまだかなり、先であることを表示している。
どんどん、進む。
なんか嫌な予感。
ナビを良くみる。
固まっている!
パソコンかよ!
再起動して確認してみると敦煌へ向かう別れ道を既に6.3キロも過ぎている。
やっべー!ガイド車と逸れてしまうよー!(汗)
大急ぎでUターンし、分かれ道に戻る。
そこに到着して電話連絡すると、間もなくガイド車が到着するというタイミングの良さだった。
ほっ。
その後は、敦煌の街まで一直線の舗装路。
路面の凹凸が激しい部分と、きれいな部分が交互にやってくる落ち着かない道。
街に入る。
と、ちょっとイメージと違う。
敦煌って確か、観光地だったか、ラーメンのCMでかは覚えてないけどとても有名だよな、と考えるほど、想像より小さく、まさに中国の下町。
ガイド車が小さなバイク屋の前で停車。
「オイル交換をここでしましょう。私の友人の店です」と宋社長。
敦煌の街でバイクのエンジンオイルの交換をしたい旨を伝えてあった。
本日は長い移動距離とダート路の影響で街へ到着したのが遅くなったため、ホテル到着前にバイク屋へ行く事になった。
当初の予定では、この敦煌は2泊の滞在予定で観光とバイク整備に充てるつもりが昨日の食当たり事件で旅程が変更し、一泊だけになった。
なので到着日早々忙しい。
私のバイクには、最近のバイクには多い、トルクスと呼ばれる特殊なボルト類が使われているためその工具を持っているか一応、確認をしてみる。
以前、アフリカの整備工場ではその工具を見た事がなく、プラスドライバーで無理矢理やろうとしてヒヤヒヤしたことがあった。
このバイク屋では、
「もちろん、ありますよ。なんでも揃っています。」
ナメててゴメンね。
そして彼らは作業を手際よく進めていく。
オイルフィルターも交換する為、エンジンガードを外してみると溶接が千切れている部分がある。
過酷な悪路を走り、かなりの打撃をそこに受け続けて来たからだ。
その部分の修理もすぐにしてくれた。
実働1時間ほど。
溶接代諸々込みで、50元(600円)だった。感謝。
(オイル、エレメントは持ち込み)
私の旅のステッカーを渡しながら、写真を撮ってホームページにアップするよ、と言うととっても喜んでくれました。
やっとホテルに到着。
シャワーを浴びてすぐ夕食へ。
「今日はロバ肉ですよー」と宋社長。
ジェレンタ君は「ロバ、食べたこと無いっすよ」と。
そう、自称「オオカミの次に肉を食べるキルギス人」でさえ、ロバは一切食べません!と言っており隣接する中国の新疆ウイグル自治区の方も食べる人は少ないらしい。
ロバ肉は硬くて、薫製っぽい。
好きな人は好きかも?!
ああ、酒のつまみには良いかも☆
内蔵のほうは結構、イケました。^^
すでにここはウイグル族ではなく漢民族のエリア。
同じ中国内でも文化、慣習が違うことを感じて来ています。
シルクロードの旅はこれから中国の中央部へと突入して行きます!
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。