2011年8月23日(火)

朝、9:10にホテルロビーに、迎えに行くよ!とのことだったので、それまでに朝食他、所用を済ませる。
昨日だけでも沢山、お世話になってしまったので、差し入れに彼らの好きなビールの買いに行くため9:00前に玄関前に出ると、もうハンズが居る!

彼らが特別なのかもしれないが、ロシア人は、数字(時間や距離)に関してかなり正確に伝えて来る。
今まで、時間はいい加減、距離もまったく違うことを伝えられる経験をした国は少なくなかったのでこのロシアは、素晴らしいなと感じる。

途中、リーフと、「ロックバー&ガレージ」のオーナーのサシャをピックアップして、街の北側にあるアイアンタイガースのクラブハウスへ向かう。

DSC00711DSC00712ハバロフスクの街並






ハンズは車の運転もイッチャっている。(笑)

今日は、到着早々、オイル交換を始める。
オーナーのハンズと英語の出来るリーフは何処かに出かけて行き、私とサシャの二人だけになった。

アンダーガードが外しにくかったので、地面に横たわって作業している私を見て、サシャが私に作業着と地面への敷物を用意してくれる。
さらには脚の不具合のため、一つひとつの作業を速やかに進められない私を気遣って、ずっと手伝い続けてくれた。

サシャは英語がほとんど出来ないため、お互い、ジェスチャーとカン?だけで会話をする。
でもバイクに関することだからなんとか意思の疎通が出来ることが面白くて楽しい。

全ての作業が終わり、ハンズとリーフが戻るのを待つまで、お互いの事を携帯の写真を見せ合って談笑する。

二人がクラブハウスに戻ると、もうお昼時。
ランチのためにまた、街の中心近くに戻って昨日と同じサシャの店、ロック&ガレージhttp://www.rockbar-garage.ru/ に行く。

DSC00718ハンズとリーフは4WD。私とサシャはバイクで。
サシャもBMW乗りだった。
お互い、もう一台、家にアメリカンバイクを所有していることでも気が合った☆
(私はハーレー、サシャはヤマハの1800cc!!)


店は大はやりで満席!
・・オーナー同伴だから出来る業?で、夜しか開けてないライブハウスエリアに通してくれ、処狭しと飾っているバイク関連の写真を見せてくれる。

DSC0072433)大の大人が子供のようにはしゃぎながら時間を過ごせる場所。




そして今日は私のことも二日目だったので気が許せたのか、腹がよじれるほど笑って話す3人。
この旅を初めて、こんなに笑ったことってあったかな?と思うほど私も一緒になって笑った。

ハンズのキャラは完全に、坂上二郎さん(「飛びます、飛びます」)。笑
一言しゃべるだけで皆が大笑い。
こんなにロシア人って面白いとは!(涙)

そして、今日はなんと、食事代を受け取ってもらえず、ごちそうになってしまった・・。
あれだけ、作業を手伝ってくれ、世話になり、ハバロフスクの滞在をこんなに楽しませてくれて・・。

私が支払ったのはクラブハウスで購入したオイル代だけ。

まさに奇跡の人達だ・・☆

さらによく聞けば、サシャはこの人気レストランの他に運送業の会社のオーナー。
笑い上戸の英語が出来るリーフは、政府関連のエグゼクティブ。
クラブハウスのオーナー、ハンズは、ケミカル用品のビジネスを過去していて今はハーフリタイアしたのだと。
年齢は皆、私と同じ40~50歳の間。

人生に余裕を持っているからこそ、困っている人、頑張っている人への手助けをする気持ちが満たされていることを強く感じた。

やっぱりいろんな意味で、余裕って大切だなと・・。

DSC00734左から、
クラブオーナーのハンズ、
英語が出来るリーフ、
私、
レストランオーナーのサシャ。

みんな、本当に有り難う。

お陰で、最高のシベリア横断のエピローグになった。



いよいよ、明日はハバロフスクを発ち、ダリネレチェンスクへ向かう。
で、なんと!
ダリネレチェンスクに家があるリーフと、本当に一緒に走ることになった。

明日の10時ホテルに迎えに来てくれて、ランデブーでスタートする。

この旅、初の二人ツーリングだ。

どんな旅になるのか、とても楽しみだ☆