2011年9月10日(土)
旅の後半に備え、ヘルメットのメンテナンスのため各部品を取り外すと、出て来る、出て来る!あちこちから、虫!(苦笑)
中国のものか、シベリアのものか。
長く走ってきたことを物語っている。
現在の走行距離は52000キロとなりました。
朝、バイクをパーキングから出発させ、バイク屋へ向かう。
道順は、昨日訪問しているのでバッチリだ。
エンジン始動時、かかりにくなったのだけがちょっと気になる。
カナダの夏が終わる風がかなり気持ちイイ☆
バイク屋まであと400mというところの信号で止まった途端、エンジンストップ。
え?こんなこと初めてだな。。
すぐにセルを回すも再始動しない。
朝で交通量が多いので少々慌てて、またがったままバイクを押し歩きして道路の右端へ移動。
セルを回すが掛かる気配が全くない。
このままセルを回しても、バッテリが上がってしまうのが判る感覚。
んー、原因、原因・・、あ!ガス欠だーーーーー。
飛行機に載せるためにガソリンを1リッターくらい残して、あとは抜いたと報告を受けていたので1リッター=25キロは走る計算だったがちょっと違ったようだ。
韓国からカナダまでの移動中、自然蒸発も少々あったのかもしれない。
ガス欠でバイクを街中で押すなんて、何十年ぶりだろう!
しかもカナダだよ、おっかさん!ww
「過去の鈴鹿8耐でバイクを押してピットまで戻りたかった」なんてブログでカッコつけて語ってたもんだから、神様が思い通りにしてくれたようだ。(苦笑)
よし、せっかくの神様のプレゼントなので、400m押すぞーっと思い、バイクを降りて押し始めると、
・・足が・・ 痛てー!(泣)
まだまだ、バイクを押せるほどまでは足が回復していなった。
骨は大分よくなっているようだが、損傷した靭帯の痛みがキッツい。
クソ重い荷物が詰め込まれている左右のパニアケースを外してあったのだけは不幸中の幸いだった。
とにかく仕方がないので、ゆっくり押していくと、ラッキーなことにすぐにガソリンスタンドが見えてきた!
結局押した距離は100mくらいで済んだので、これは苦労のウチには入らんな。
北米発の給油。
もちろんセルフで、給油ノズルの脇の機械でクレジットカードで支払える。
1リッター:1.45カナダドル(114円)だった。
そんなこんなで朝一ではなくなったがバイク屋へ到着。
洗練されていてカッコイイ店☆
それから、これアリかー?と思わせられたのが、BMWとドカティの二つの正規ディーラーを兼ねていることです!
客にとってはもとっても楽しい店なんだよね。
ライディングギアの展示エリア
こちらもBMWと、ドカティの物が半々ある。
サービスファクトリー
すごく大きいと言うものでないないが、整然としています。
いやいや、しかし!情けない。
メカのダニエルさんにメンテの内容をなんとか伝えることは出来てほっとしたが、ショップの中で、女性スタッフから声をかけられるも意味がわからず、「OK」(何でも無いよ、みたいに)とかわされてしまった。(苦笑)
もー、悔しいね!
しかし、世界一周してて気付いたことは、思いのほか英語を母国語にしている国が少ないということ。
このアメリカ大陸も、北米二国(カナダ/USA)を通過したら中米、南米はほぼ英語で無くなる。
バイクを預けたのでホテルへ戻るための交通機関を教えてもらい、10分ほど歩いてバス停へ行くも路線が不安。
バス停に居た女性に聞いてみようかな、と思うも北米に来て街で声をかけるのは初めて。
やや緊張して、「このバス、スカイトレインの駅まで行きますか?」と聞くと、想像以上に素敵な笑顔で答えてくれた。
無事バスに乗り、聞いていた金額の2.75カナダドルを払おうとすると、なんか、お金払わなくていいみたいにしてくれた。
なんでだろう?
そして、またこのバスの運ちゃんのおばちゃんがとっても愛想がイイ!
カナダの公共バス!
そして、電車(スカイトレイン)に乗り換えるホームまで来たのはいいがどっち方向の電車に乗れば良いか判らない。
(この電車もタダだった。)
ホームに立っていた黒人に近い、南米人に訪ねてみると、彼もまたとても親切、丁寧に教えてくれた。
同じ車両に乗ったこともあり、降りるところでわざわざ合図をしてくれる。
街の観光も良いが、私の興味は、いつも人。
北米は基本、ヨーロッパ以来の白人社会。
思い出すと一部の国で少し、日本人に対して下に見ているかな?と感じたことがあったので本能的にちょっと気になっているところがあったがその心配はなさそうな気がしてきた。
このカナダ、今後、どんな出会いがあるのやら。楽しみです!
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