2011年11月2日(水)


走行距離:223キロ

出発時間:11:30

到着時間:16:45

気候:曇り時々晴れ

気温:15℃ー31℃


今日は珍しく、とても残念な日になり、結構凹みました。

これも教訓にしつつ、いつものように良いことの前触れだと思いたいところです。


昨日深夜はラジオ出演のため寝たのが二時近く。

そして今日の起床は5:00。

睡眠時間3時間は気合いが入ります。(笑)


今日は朝イチでディーラーでバイクを受け取り、エルサルバドルへの国境越えがあります。


7:30にバイクが受け取れるというので早めに行き、ガレージ前に座り込んで待つ。

オープンしたところで担当のホセさんを訪ねるが今日は来てないという。

英語が話せて、私の依頼を聞いてくれた人が居ないのはちょっと不安ではあったが私のバイクは完璧になっているということで清算を済ませ、お礼を言って店を出発した。

預けた荷物を積み込むために再度、ホテルに向かう。


走り出してすぐ異変に気が付く。

ハンドル回りがおかしい。振れている。

最初はタイヤが新しいからか、または石畳の路面のせいか?と思っていたが路面状態の大通りへ出るとその問題は顕著に現れた。

走行しながらフロントタイヤを上から確認すると、なんと目で判るほど振れている。

まだディーラーからそれほど離れていないので戻ってその状況を訴える。


バイクを降りて、ディーラーのスタッフとフロントタイヤを確認すると・・

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なっにー!!

このホイールの曲がり・・なんじゃ====!!!


原因、これだよ、これ!!

どうしたっていうんだよ!

と話しをすると、何やら打ち合わせを内輪でしたあと、

ディーラー側から信じられない返答が。


「最初からこうなっていた。」

「あなたが自分で何かにぶつけてそのままここに来たのでしょう」

「もし直すなら明日までかかり、修理代も貴方が払わねばならない」


私が出張中、10日も預けて、多くの部分のメンテナンスを依頼し、この先、南米、オセアニアの旅が残っているから完璧にメンテをお願い、と依頼してあった結果がこれでした。

すぐ駆けつけるといった担当のホセ氏も結局現れずじまい。


これって本当にヒドイ話しだと思ったがたどたどしい英語でのやりとりではラチが開かず、そしてディーラー側にまったく誠意が感じられず、何を言ってもごまかしと責任逃ればかり。


時間の無駄なのでもうそのまま、エルサルバドルへ向かうことにした。

最も怖いのは低速。
すごいふらつきでハンドルがブルブル振れる。

高速になると逆にごまかされている感じになる、がそれがホントは危ない状態になっていると思う。


今まで、アフリカ、EU、中近東、北米のBMWディーラーを訪問してきて日本と同じように皆、親切で確実な作業をしてくれたので今回はとってもショックでした。


傷ついた愛車の挙動を気にしながら国境へ向かう。

標高が下がってきたため、気温と湿度がどんどん上がる。


迷うことなく国境へ到着。

遠くから私を見つけるなり「こっち、こっち」と国境ガイド達が手招きしている。

あえてその集団の中に、バイクを突入させてみる。

ガイドする気マンマンの人と両替屋がいる。


私より数ヶ月前に中米から南米入りしている世界一周ライダー、三郎さんからの情報を参考に国境ガイドは断る。

ガァテマラ通貨のケツァールだけエルサルバドル通貨のUSドルへ変える。(6000円分)

最初、手数料$10と伝えて来たが、USドルは別に持っているので街中の銀行へ行って換金するからいいよと言うと、すぐさま$5ドルで良いと。(笑)


彼らとフレンドリーに話しをしていたら、国境係官が英語が出来ないためスペイン語だけになって困っていたら、無料で私を助けてくれた。


思ったより簡単にグァテマラは出国完了。


Rio Paz(パズ川)の橋を渡るとそこがエルサルバドルの国境オフィス。

その間、150mくらいかな。

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エルサルバドルではペルミソ(車両の一時輸入許可証)を作成するための全て書類が全てスペイン語のため電子辞書を見ながら記入。

そしたら、半分以上間違っていて結局係官が記入してくれた。(笑)


3カ所の窓口を行ったり来たりの指示をされ面倒だが人は皆、良さそうなので苦にならず。

気が付くと近づいてきてた英語が話せるビリーがいろいろ手伝ってくれた。

そして同時に、国境敷地内の売店に9歳だという女の子が居る。
うわ!英語の出来るビリーもいるし、ちょうど子供インタビューに最適の年齢の子供もいる!
神様のプレゼント?と思いながらも、先に入国の手続きをせねばならない。
一時間強ほどで手続きは完了したが、その頃には女の子の姿はなかった。
ビリー曰く、首都へ行けば沢山子供がいるから大丈夫だよ、と言ってくれるが、不安だー。 



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国境から1時間半ほど走ると首都サンサルバドルの街に到着!


宿に入って荷を解きメールを確認するともう外は暗い、


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タイムゾーンの変更がない上で、南東へ移動してきたためだ。


宿から10分ほど歩いた所にスーパー発見!

小さなフードコートがありそこで食事。


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前に並んでいた人がオーダーしてたモツ煮込みのようなものを私も頼むとバナナの料理だった。(写真右)

あと目玉焼きだけは想像どおりの味だったが、マメに細切れの麺?が混ざっているものも意外な塩味だった。

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これは旨そう~。
そして鳥の丸焼きが4ドル(300円)しないってスゴイ!

でもさすがに宿で一人で鳥の丸焼きにかじりつくイメージがわかず。。





ハロインが終わったらすぐにクリスマスムードに変わっていたのにはビックリ。


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今年のクリスマスは、ボリビアのトゥピサか、アルゼンチンのフフイという町にいる予定です。

どっちにしても聞いたことがない町です。(笑)
 

<国境情報> 

【グァテマラ出国:Vale Nuevo】

税関で窓口でバイク関係の書類を渡し、ペルミソステッカーをはがす。(ペルミソキャンセル)

その後、隣のドアのイミグレで出国スタンプを押印して終了。

所用時間:20分程度。

費用:ゼロ


【エルサルバドル入国:Las Chinamas】

税関:ペルミソ作成。これにやたら時間がかかる。

各種コピーが必要:パスポート、バイク関係書類、グァテマラのペルミソ書類等、係官が指示してくれる。目の前にコピー屋があり、コピー代は全部で20セント。

イミグレ:パスポート情報を入力するが、入国スタンプは存在しない。その代わりに小さな紙をもらい、国境敷地出口の係員に渡して入国。

費用:ゼロ(国境ガイドを頼むと$5ー10)