今までジャストギビングを通じセカンドハーベストへご寄付頂いた皆様をご紹介しております。
いつもここに掲載されるメッセージが励みになります!
有り難うございます^^!
☆ジャストギビング山田達也のチャレンジ応援ページ:http://justgiving.jp/c/799☆
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【ペルー】リマ滞在3
リマ滞在も最終日。
バイクも戻ってきたことだし、日本へ送る荷物も出しに行きたいし、観光も特にしていなかったので出かけることにする。
ナスカとマチュピチュの手配のために旅行会社も訪問したい。
ガイドブックに載っている近所の旅行会社の場所へ到着するがそれらしきものが見当たらない。
キョロキョロしていると目の前のレストランの警備員が寄って来てくれた。
ガイドブックを見せてこの旅行会社を探していると見せる。
警備員が快く「ちょっと待ってね」と、店内に入って行くと、入れ替わるように初老の男性が私のほうへやってくる。
あれ? 日本人っぽい・・。
男性「どうしました?」
おお、日本語だ!
山田「日本人ですか?」
男性「ええ、でも二世なので、ほとんど日本語は話せないんですけどね。」
私のバイクのマップを見て、世界を周り、南米まで来たことを知るととても感激してくれた。
警備員が戻って来た。
「この会社はすぐこの先だけど、今日は祝日なのでやってないと思うよ」
うーん、ガイドブックには休日は日曜のみ、と書いてあることを言うと見に行ってくれると言う。
なんて優しいんだ!
男性「どうですか、店に入って飲み物でも。少し話しませんか?どうぞ、どうぞ、遠慮なさらずに」
なんだかとっても優しいぞ。そしてとても良い人みたい。
山田「この店のオーナーなんですか?」
男性「そうです。」
うひゃー。
こんな素敵な店を経営なさっているんだ!
警備員が旅行会社を見に行ってくれている事もあるし、今日はそれほど急ぐこともないので、
「じゃあ、ちょっとだけ・・」
と言って店に入る。
あれこれ食べ物も奨めてくれるがとりあえずコーヒーだけ注文させてもらう。
いろいろお話を聞かせてもらった。
移民された日本人のこと、今のペルーの経済のこと、ご家族のこと等々。
お名前は「ぎぶ」さん。
ご両親が沖縄からペルーに移住され、ご本人はペルー生まれ。
奥さんは同じく二世の日本人だが、夫婦の会話も完全にスペイン語なんだと。
山田「へー、沖縄からいらっしゃったご両親は日本語で会話されていました?」
ギブさん「うーん、“うちなーうち”と言って沖縄語でしたよ。日本語とは言えないものでしたねえ(笑)」
ギブさんが切り出す。
「自分の資金で世界を走っているんですか?」
山田「はい、基本、自己資金ですが、チャリティでやっているので応援してくれるスポンサーもいるんですよ。」
そうこうしているうちに警備員が戻って来た。
警備員「やはり今日は休みでやっていませんでしたよ。」
報告をしてくれた。
確認出来ただけでも有り難い。
日本へ荷物を送ろうにも郵便局も宅急便会社も全部休みだと判った。
ナスカ以降で出すしかないな。。
小一時間ほどギブさんと話しをさせて頂いた後、そろそろ出発することにした。
「じゃあ、そろそろ行きますね。ギブさん、楽しかったですよ。有り難うございました。」
お会計を、と言いだそうとした時、
ギブさんが、
「これを」
と言ってテーブルの私の前に出し出す。
ギブさん「これは、私からのほんの気持ちです」
山田「え、何ですか、これ?」
ギブさん「貴方の旅のちょっとでも助けになればと思って」
山田「ええっ!ちょ、ちょっと待って下さいよ! して、これ、お金ですか?!!」
ギブさん「は、はい」
山田「いやいや、これは受け取れませんって!私がお代を払う側ですから!」
ギブさん「いやいや、私もあなたのお手伝いをしたいんですよ。だから、とっておいて下さい。」
・・くっ。(涙)
さっき、出会ったばっかですぜ。。コーヒーだってごちそうになるのに。
ギブさん「それから、貴方がリマにいる間は、私の店で食べて行って下さい。全て、無料です。」
は?
ギブさん「私が居ない時でも大丈夫なように、彼に言っておきました。」
キッチンのほうを向くと、チャーリーと呼ばれた背の高いマネージャーらしき男性がこちらを見てウインクしている。
え、あ、う、お・・(驚) 言葉にならない。(笑)
アンビリーバブルなシーンに出くわしちゃってるよ。俺・・。
夢でも見てんのか?!
店内で、ギブさんと。
なんと、御年80歳だった!! お元気です!
私が、「では、頂いたお金を私のチャリティ活動の寄付にあてさせてもらっていいですか?
食に困っている家庭に食材を届ける活動をする素晴らしい団体があるんですよ。」
と言うと、
「どうぞ、どうぞ、それは貴方の自由です。・・あ、だったら、貴方に、もう一つ。」
車のトランクを開けたと思ったら、子供用のTシャツを何枚もくれた。
ペルー(ナスカ)のロゴが可愛い!
「ペルーでは街角で物乞いをしている子供が沢山いるでしょ。そんな子たちにあげるために、そんな服や、こういったお菓子などをいつも車に積んでいるんですよ」
・・何と言う、お方でしょう!
握手とハグをして別れます。
「いつか必ずまたここに来てギブさんを訪ねます。それまでお達者で!!」
ギブさんは無言で、笑顔で私を見送ってくれた。
バイクに乗って走り出すと、涙が溢れ出た。
リマの市内観光をします。
見所が多すぎるので、絞りに絞って、
カテドラル。
今日はペルーの祝日で、
「聖母受胎の日」これまたすごい名前。
なので教会には特別な行事のために人がいっぱい!!
敬虔な信徒達は青い服を着用しています。
ペルーいち古い大聖堂には金、銀箔、彫刻の見事な祭壇が16もあります。
見ていると惹き込まれます。
広場では、音楽や、踊り、神輿が練り行われている。
警備にあたる白バイ隊員が全員女性なのは、今日(聖母〜)にちなんでか。
サン・フランシスコ教会
幸せの象徴? 沢山の鳩が宙を舞っています。
こちらでも大イベントが行われています。
教会毎に信徒達の服装が違うことが判る。
こちらでは深い赤色でした。
この教会の祭壇も凄かった。
一つ一つに強烈なモチーフを感じる。
パレードへ出発する時、盛り上がりは最高潮に!
次に行った所。
え、寿?
「あけましておめでとうございます」だって!早っ!!
日秘(日本&ペルー)文化会館です。
2Fにある日本人移住史資料館を訪ねたのですが今日はお休みでした。
残念。
日本庭園まであります。
おお!
和食レストランがあるではないか!
その名も「Katana」(刀)
こんなに日本人見たのこの旅初めてじゃないか?!!
カツ丼、みそ汁、お茶を注文しました。
むひょーっ!
う、旨いーーっ!
こらあ、完璧な味付けです!!
全部で30ソル(900円)でした。
習字の展示コーナー。
やっぱ、これが好きだな。
折鶴コーナー?
よく見ると日本の復興を願い千羽鶴を集めるものでした。
そして、会館の正面玄関に、
見事に沢山の鶴が鶴されています。
そろそろホテルに戻ります。
あ、そう言えば、ギブさんのお店の全体の写真を撮ってなかったなあ、ということで帰り際に店の前にいくと、朝いた警備員の兄ちゃんがいます。
私を見つけるなり、
「店に入っていかないの?貴方はウェルカムなのですよ。」
と言ってくれるではないか・・。
いや、ギブさん、マジで店員みんなに私のことを伝えてあるんだと思うとまた、ぐうお〜っ。(泣)
ギブさんのお店「Palermo」
ミラフローレス地区。和食「Maido(まいど)」のすぐ近く。
宿に戻って封筒の中身を見ると、
なんじゃ?!!
この札、見たことない!
そうなんです、100ソル紙幣を見るの初めてだったんです。
日本円にして約3000円。それが5枚もー!!!
15000円ですよ!!!
全額、ジャストギビングを通じて、セカンドハーベストへ寄付させて頂きます。
ギブさんの優しさ、私への対応、・・言葉になりませんが、今日の出来事も一生の宝物となりました。
応援団岐阜^^V 純子です^^♪ 山田さん、素晴らしい夢の実現をみんなで応援しています。頑張ってください^^♪
このチャレンジに596円寄付します!
純子さん 2010-11-12 18:24:23
いつもここに掲載されるメッセージが励みになります!
有り難うございます^^!
☆ジャストギビング山田達也のチャレンジ応援ページ:http://justgiving.jp/c/799☆
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【ペルー】リマ滞在3
リマ滞在も最終日。
バイクも戻ってきたことだし、日本へ送る荷物も出しに行きたいし、観光も特にしていなかったので出かけることにする。
ナスカとマチュピチュの手配のために旅行会社も訪問したい。
ガイドブックに載っている近所の旅行会社の場所へ到着するがそれらしきものが見当たらない。
キョロキョロしていると目の前のレストランの警備員が寄って来てくれた。
ガイドブックを見せてこの旅行会社を探していると見せる。
警備員が快く「ちょっと待ってね」と、店内に入って行くと、入れ替わるように初老の男性が私のほうへやってくる。
あれ? 日本人っぽい・・。
男性「どうしました?」
おお、日本語だ!
山田「日本人ですか?」
男性「ええ、でも二世なので、ほとんど日本語は話せないんですけどね。」
私のバイクのマップを見て、世界を周り、南米まで来たことを知るととても感激してくれた。
警備員が戻って来た。
「この会社はすぐこの先だけど、今日は祝日なのでやってないと思うよ」
うーん、ガイドブックには休日は日曜のみ、と書いてあることを言うと見に行ってくれると言う。
なんて優しいんだ!
男性「どうですか、店に入って飲み物でも。少し話しませんか?どうぞ、どうぞ、遠慮なさらずに」
なんだかとっても優しいぞ。そしてとても良い人みたい。
山田「この店のオーナーなんですか?」
男性「そうです。」
うひゃー。
こんな素敵な店を経営なさっているんだ!
警備員が旅行会社を見に行ってくれている事もあるし、今日はそれほど急ぐこともないので、
「じゃあ、ちょっとだけ・・」
と言って店に入る。
あれこれ食べ物も奨めてくれるがとりあえずコーヒーだけ注文させてもらう。
いろいろお話を聞かせてもらった。
移民された日本人のこと、今のペルーの経済のこと、ご家族のこと等々。
お名前は「ぎぶ」さん。
ご両親が沖縄からペルーに移住され、ご本人はペルー生まれ。
奥さんは同じく二世の日本人だが、夫婦の会話も完全にスペイン語なんだと。
山田「へー、沖縄からいらっしゃったご両親は日本語で会話されていました?」
ギブさん「うーん、“うちなーうち”と言って沖縄語でしたよ。日本語とは言えないものでしたねえ(笑)」
ギブさんが切り出す。
「自分の資金で世界を走っているんですか?」
山田「はい、基本、自己資金ですが、チャリティでやっているので応援してくれるスポンサーもいるんですよ。」
そうこうしているうちに警備員が戻って来た。
警備員「やはり今日は休みでやっていませんでしたよ。」
報告をしてくれた。
確認出来ただけでも有り難い。
日本へ荷物を送ろうにも郵便局も宅急便会社も全部休みだと判った。
ナスカ以降で出すしかないな。。
小一時間ほどギブさんと話しをさせて頂いた後、そろそろ出発することにした。
「じゃあ、そろそろ行きますね。ギブさん、楽しかったですよ。有り難うございました。」
お会計を、と言いだそうとした時、
ギブさんが、
「これを」
と言ってテーブルの私の前に出し出す。
ギブさん「これは、私からのほんの気持ちです」
山田「え、何ですか、これ?」
ギブさん「貴方の旅のちょっとでも助けになればと思って」
山田「ええっ!ちょ、ちょっと待って下さいよ! して、これ、お金ですか?!!」
ギブさん「は、はい」
山田「いやいや、これは受け取れませんって!私がお代を払う側ですから!」
ギブさん「いやいや、私もあなたのお手伝いをしたいんですよ。だから、とっておいて下さい。」
・・くっ。(涙)
さっき、出会ったばっかですぜ。。コーヒーだってごちそうになるのに。
ギブさん「それから、貴方がリマにいる間は、私の店で食べて行って下さい。全て、無料です。」
は?
ギブさん「私が居ない時でも大丈夫なように、彼に言っておきました。」
キッチンのほうを向くと、チャーリーと呼ばれた背の高いマネージャーらしき男性がこちらを見てウインクしている。
え、あ、う、お・・(驚) 言葉にならない。(笑)
アンビリーバブルなシーンに出くわしちゃってるよ。俺・・。
夢でも見てんのか?!
店内で、ギブさんと。
なんと、御年80歳だった!! お元気です!
私が、「では、頂いたお金を私のチャリティ活動の寄付にあてさせてもらっていいですか?
食に困っている家庭に食材を届ける活動をする素晴らしい団体があるんですよ。」
と言うと、
「どうぞ、どうぞ、それは貴方の自由です。・・あ、だったら、貴方に、もう一つ。」
車のトランクを開けたと思ったら、子供用のTシャツを何枚もくれた。
ペルー(ナスカ)のロゴが可愛い!
「ペルーでは街角で物乞いをしている子供が沢山いるでしょ。そんな子たちにあげるために、そんな服や、こういったお菓子などをいつも車に積んでいるんですよ」
・・何と言う、お方でしょう!
握手とハグをして別れます。
「いつか必ずまたここに来てギブさんを訪ねます。それまでお達者で!!」
ギブさんは無言で、笑顔で私を見送ってくれた。
バイクに乗って走り出すと、涙が溢れ出た。
リマの市内観光をします。
見所が多すぎるので、絞りに絞って、
カテドラル。
今日はペルーの祝日で、
「聖母受胎の日」これまたすごい名前。
なので教会には特別な行事のために人がいっぱい!!
敬虔な信徒達は青い服を着用しています。
ペルーいち古い大聖堂には金、銀箔、彫刻の見事な祭壇が16もあります。
見ていると惹き込まれます。
広場では、音楽や、踊り、神輿が練り行われている。
警備にあたる白バイ隊員が全員女性なのは、今日(聖母〜)にちなんでか。
サン・フランシスコ教会
幸せの象徴? 沢山の鳩が宙を舞っています。
こちらでも大イベントが行われています。
教会毎に信徒達の服装が違うことが判る。
こちらでは深い赤色でした。
この教会の祭壇も凄かった。
一つ一つに強烈なモチーフを感じる。
パレードへ出発する時、盛り上がりは最高潮に!
次に行った所。
え、寿?
「あけましておめでとうございます」だって!早っ!!
日秘(日本&ペルー)文化会館です。
2Fにある日本人移住史資料館を訪ねたのですが今日はお休みでした。
残念。
日本庭園まであります。
おお!
和食レストランがあるではないか!
その名も「Katana」(刀)
こんなに日本人見たのこの旅初めてじゃないか?!!
カツ丼、みそ汁、お茶を注文しました。
むひょーっ!
う、旨いーーっ!
こらあ、完璧な味付けです!!
全部で30ソル(900円)でした。
習字の展示コーナー。
やっぱ、これが好きだな。
折鶴コーナー?
よく見ると日本の復興を願い千羽鶴を集めるものでした。
そして、会館の正面玄関に、
見事に沢山の鶴が鶴されています。
そろそろホテルに戻ります。
あ、そう言えば、ギブさんのお店の全体の写真を撮ってなかったなあ、ということで帰り際に店の前にいくと、朝いた警備員の兄ちゃんがいます。
私を見つけるなり、
「店に入っていかないの?貴方はウェルカムなのですよ。」
と言ってくれるではないか・・。
いや、ギブさん、マジで店員みんなに私のことを伝えてあるんだと思うとまた、ぐうお〜っ。(泣)
ギブさんのお店「Palermo」
ミラフローレス地区。和食「Maido(まいど)」のすぐ近く。
宿に戻って封筒の中身を見ると、
なんじゃ?!!
この札、見たことない!
そうなんです、100ソル紙幣を見るの初めてだったんです。
日本円にして約3000円。それが5枚もー!!!
15000円ですよ!!!
全額、ジャストギビングを通じて、セカンドハーベストへ寄付させて頂きます。
ギブさんの優しさ、私への対応、・・言葉になりませんが、今日の出来事も一生の宝物となりました。
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