5月は海外出張があったため国内の移動も慌ただしかった。
例えば新幹線にギリギリホームで乗り遅れるなど珍道中ありイッパイイッパイの月でした。

国内の仕事を九州から東京まで横断して最後の仕上げは世界一周ライダー仲間のシゲちゃんの結婚式に参列。
シゲちゃんから「こじんまりとちょっとした料理屋さんでやりますから」と聞いていたので気軽に行ってみたらえらく由緒正しい歴史ある大きな料亭式場じゃん!

さすが、シゲちゃん、ご両家の親族、友人皆人間力の高い方ばかりでとても良い式と披露宴でした。
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写真は同じテーブルに座ったシゲちゃんの旅仲間と。
ここで初めて沈没(旅人用語:ある町に留まってしまい旅が中断すること)で有名な(笑)世界一周ライダーのコレさんにも出会えてとても楽しかった。



その日の夜の便でパリ経由でトルコ・イスタンブールへ。
今回は、契約先企業の招待で地中海クルーズに乗せてもらう。
船内で何度か会議があるので気分は半分仕事。

まず船に乗る前にイスタンブールに3泊滞在。
私にとってはバイクの旅から3年ぶりの訪問で感無量。
そして今回は妻が一緒にいることが何よりも嬉しかった。

あの時は、トルコの後、中東、中央アジア、中国、ロシア、韓国、そして海を渡り、アメリカ大陸を縦断南下、そしてオーストラリア大陸のまだまだ長い旅が待ち構えていたのでまたこのイスタンブールに生きて戻ってこれる自信のかけらもなかった。

ボスポラス海峡に浮かぶクズ塔。そう「塔」であって「島」でない。
最初は誤字かと思ったら到着してみて納得。
灯台があるだけの浮島。
灯台内にあるレストランがとても雰囲気が良いと友人が教えてくれたためチャレンジ。
早めに予約して窓際に座れたらもっと良かったが、海峡の中から見る夜景は見事だった。

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巨大なショッピングセンターがあるということで訪れて僕が一番驚いたのはトイレ(笑)
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全席?モニター付きで併設のシアターのCMが流れていた。
いずれにしてもトルコではときたま意外なセンスの良さに出会うことがある。


地中海クルーズの乗船地であるイタリア・ベネチアに移動。
船付き場に行くと・・
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いやいやこれデカイ。
11階建てですわ。
高層ビルが横倒しになっている感じですね。
バーもカジノもスポーツジムもプールも、レストランもいくつもあるし。

用意してもらった部屋に入るとベランダがあるけど狭い。
招待なので文句は言えません。
まあでもクルーズ旅行はこんなもんですね。
部屋にずっといる旅ではないですから。

船旅はいいですね。
寝てる間に次の町や国に到着している。
メッチャ楽っすわ〜。
僕はバイクの旅のほうがいいですが、妻はとても喜んでいるので良しです。


船に乗り込んで初の夕食のため船内の和食中華レストランに足を運ぶ。
かなり美味しい!

そこで声をかけてくれたのがこの会社の現CEOのスティーブン。
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個人的には彼とツーリングを一緒に楽しんだたことがある仲。
アメリカ人で敬虔なモルモン教徒であり原則に沿った生き方をしている。
彼から刺激を受け、僕の人生に大きな影響があった。
そのため僕も一時、禁酒してした。
バイクの旅の途中ウズベキスタンで禁酒を辞めたが。(笑)
今回も英語力の低さにより言いたいことが言えない。
こんな経験をする度、英語の勉強をもっと頑張ろうと思うのであった。

イタリア、ベネチア。
水の都だ。
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3年前のバイクの旅の時と同じ場所に座ってみた。
目の前に広がる景色はまったく同じ。
違うのは隣に妻がいるということ。
驚いたのは、このレストランで演奏をしている女性バイオリニストがなんと3年前と同じ人だった!
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ベネチアを出航すると翌朝船はドゥヴロヴニクの町に到着していた。
船ってすごいな。
バイクで5日間かかったところが一晩だ。

ちょうどバイクの旅の時はあの橋の左手にあるパーキンングで休んだ。
そこでヨーロッパのライダー達を記念撮影をした。
彼からはどうしているだろう。
また会えたらいいな。

不思議なのは、あそこのパーキングから停泊している豪華客船を見ていたことだ。
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こうしてこの船の中からあっちを見ているって!

バイクの時は、山の上の道路からちらっと見ただけの世界遺産「アドリア海の真珠」ドゥヴロヴニクの町を散策した。
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深く長い歴史を感じながら歩く、歩く。

どんな海上軍隊をもってしても破ることが出来なかった鉄壁の城壁に守られた町を陥落したのがナポレオンだと。
その方法というのが
「通りすがりのものです。喉が乾いたので水を下さい」
と町の人に言って中に入れてもらったところから奇襲を始めたんだとか。
信じられないけど、そんなものも歴史の面白いところ。


翌日は航行日で停泊する町なし。
二日間かけて移動し着いた町はギリシャのサントリーニ島。
ここは初めて来た。
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絶壁に作られた白を基調としたパステルカラーの美しい町。
眼下の港から上に上がるためにはドンキー(ろば)が今も使われ人や荷物を運んでいる。


翌日はトルコの南の港町、クシャダス。
訪れたのはエフェス遺跡。
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トルコ国内にはあちこちに遺跡群があるがここはかなりしっかり観光地化されている。
保存状態のよい遺跡があること、規模が大きい事、今も発掘が続けられていること、など見所が沢山だ。

遺跡を見るたびに歴史の長さと人生の短さをしみじみ感じる。
その感覚が僕のモチベーションになっているので嬉しい時間だ。


その翌日はトルコイスタンブールに到着。
本来クルーズの客はこの時に観光をするのだが、実は私達夫婦は下船したらすぐハワイに行くためこのヨーロッパを後にせねばならなかった。

下船後、アタテュルク・トルコ国際空港に向かうためタクシーターミナルに行くと値段交渉役がいる。
彼は英語が出来て外国人観光客の客引きのようだ。
実際の倍以上の金額をふっかけてきたので交渉するもラチ開かないため、納得するふりして空港まで行ってから通常価格で振り切ってやった。(笑)



トルコ→パリ→成田→ホノルル→コナの長いフライトだったが、ギリギリ娘のミドルスクールの卒業式に間に合った。
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ハワイ州はもちろんUSAだけど、学校の行事はしっかりハワイの民族文化を大切にした内容で行っている。
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13歳から親元を離れた娘は驚くほど人間的にも成長してくれていて嬉しい限り。

彼女が得た感覚の一つに、国際社会での日本の素晴らしさを感じ取っていること。
私がバイクの旅で感じ取ったことと同じ感覚で意見が一致する。

日本人はもっともっと誇りを持っていいし、世界中の人と仲良くして、世界平和のための貢献を率先して行う国民でありたいと強く想う。


数日のハワイ滞在ののち、沖縄へ帰ってきた。
ほーっとする。

お約束は、近所の食堂、いちご商店で沖縄そばを注文。
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あれ、今日はてんぷら〜が付いているし、三枚肉以外にらふてーものっている。
でも金額500円は変わらない。
いい加減やね〜。

でも味は最高です。