いやいや、ついにまさにアフリカらしい経験が始まっています。今日は大変な思いをしました。。ふ~・・。
今日はジンバブエ最後の都市ブラワヨを離れ、国境を超えてボツワナに入りハバローネを目指すため早朝7:00に出ました。相変わらず雨が降っているのでカッパを来ての走行です。
泊まったのは【ホリデイインブラワヨ:$200(朝食なし)】でした。朝食の金額を聞くと$20ということでホテルで食事をとらずにブラワヨ市内のガソリンスタンド併設のコンビニで食事です。昨日バイク屋を教えてくれたりした「チャオス」さんが居たので再会を喜び、店内で朝食を済ませました(言い方換えればただの買い食いです(笑))
市内のATMでお金を下ろすとUSドルが出て来る珍しい国なので銀行に寄りいざ出発です。(ジンバブエはインフレで当該国通貨が破綻したためUSドルが流通しています)
ハバローネを目指し走行しているとなんだか道が狭くなってきます。国境に向かう道にしては狭いな~と思っていましたがまたすぐに広くなるのだろうと思っていました。しかしどんどん狭くなる一方だし道の状態も悪くなってきています。またあれだけ人がどこにで歩いているアフリカの道なのでまったく誰も歩いていません。最初は日曜だからだろうと思っていましたがさすがに不安になってきました。一度来た道を戻ったほうがいいのか、しかしすでに70キロほど走って来ている。どうしようか・・と考えながら走っていると向こうから人が!!!(嬉)年齢を聞くと18才の若者でした。道を尋ねるのと、ジンバブエ代表として子供(?)インタビューをさせてもらいました。道については「ボツワナへの国境はそのままで大丈夫。近いですよ」と言われたので、なーんだやっぱり心配は思い過ごしの内だったな・・と思ったのが大間違いの始まり!!行けども行けども道は悪くなり風景も山の中に入り込みGPSが示す方角も違う方向になっています。いやー完全に違う道に入り込んだな。。どこで道を間違えたのかを考えると確かに分かれ道があったような気がするが、標識がないところだったかアフリカはあってもかなり小さいところが多いので見落としたかです。しかし道について別の人達に聞いても「その方向がボーダー(国境)です」と言う。結論から言えば私が行きたい国境とは違う場所の国境の方向だったのです。かなり走ったところで分かれ道があり道を教えてくれる人に出会った。「ここから89キロ先が国境に抜ける町だよ」「とにかくまっすぐだよ」と。その方向に向かっていくとまずすぐにダート!それもコルゲーション(洗濯板状)が酷い道に。さらに進むと今度は岩石瓦礫の道、超凹凸の道、まったくスピードが出せません。立ち乗車状態が続きます。さらに深い砂の道、ここで転倒しかかりそうに何度もなりました。さらに今日の早朝から雷雨と豪雨が続いたため道は完全にぬかるみ、私の近くに雷が落ち(超怖)、またいきなり目の前に道を完全に埋める池のようになった巨大な水たまりはもうどうしたらよいかわからなくなります(笑) その池を避けるために脇の草むらを走行しようとしたところで私の想像よりはるかに地面がぬかるんでおり前輪が埋没!そして後輪は泥を跳ね上げるだけで空転を続けるだけでもう全くバイクが動かない状態になってしまいました。いわゆるスタッグです。完全に血の気が引いていきます。運良く小さな村から近いところだったので村人が寄ってきてくれました。結果5人がかりでバイクを引っ張りだしてくれて彼らも皆泥だらけになってしまったのですが少し多めの御礼を渡すと皆大喜びでした。
極めつけは決壊した川橋です。増水した川が完全に橋を飲み込んでいます。そこを行くしかありません。まず自分の足で渡ってみて深さや泥水で見えなくなっている橋の路面状態を確認します。深いところは膝下くらいです。確認したラインをゆっくりと足を着きながらエンジンをかけて川を走らせます。まさに川越えです。これが3~4回ありました。中にはかなり流れが激しいところもあり少々命の危険も感じるほどでした。もう引き返すことが出来なくなっていたのでどんな道路状況が目の前に立ちはだかっても行くしかありません。ただこれ以上酷くならないことを祈るばかりです。結果、約200キロ弱の悪路を走り切り私が行きたかったところと違う国境に到着したのは14:00過ぎです。実に出発から7時間のうち6時間は完全オフロード走行です。そしてやっと国境に着くとそこは超マイナーな国境で私以外、手続きをしている人がいません。係官の作業はゆっくりで、ボツワナ滞在について沢山の質問を私に投げかけ、嬉しいことですが私のバイクや旅についていろいろ聞いてきます。私は急いでいるのですが(苦笑) ここでもかなりの時間を費やしてしまったため国境を出たのが15:50。ハバローネに当到着する時間を計算すると21:00~22:00。アフリカの夜間走行は考えられません。今回は初めて目的地到達を勇気を持って断念することにしました。今、フランシスタウンという町に居ますがボツワナは結構、経済が発展しているようで住民の家屋や街が奇麗です。通過はプラです(1プラ=約13円)
【フランシスタウン泊「クレスト タッパマ」$159】
[Stayed at "Crest Tappama" in Francistown. $159]
朝食中です!
こういった車が多いです
ブラワヨ市内1
ブラワヨ市内2
In Bulawayo 2
こんな方々ばかり(笑)
どんどん道が狭くなって行きます。。おいおいこれホントに国境へつながっているのか〜!(汗)
18歳の通行人の若者登場!
一言目「Give me maoney」普通の挨拶です(笑)
この後が豪雨、雷でした。
雨で一番辛いのは撮影が出来ないことです。
Right after this, it was heavy raining and thunder.
眼前に立ちはだかる道を埋める池状態の水たまり@@!
The front tire got stuck!
後輪スタッグ!!
彼らに救出してもらいました(感謝)
They helped me out. (Thank you.)
その後も多くの難関が。。川越一発目です。この先が急流&深いところがありました。
予定変更して辿り着いたフランシスタウンの街
飛び込みで空きがあったので泊まったホテルです。あ〜助かった。。(苦笑)
<Mika Igisu for Tatsuya Yamada>