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#WORLD DREAM TOURING

“世界の子供の希望と夢を発信します”

Nigeria(ナイジェリア)

ベナンシティ(ナイジェリア)~コトヌー(ベナン)の旅

2011年3月21日(月)

 

さあ、今日は400キロ以上の移動に加え、国境超えだ。

しかもベナンビザを持ってないため国境で取得するという初体験も待っている。

 

なので相当早くホテルを出発したいのだがアフリカの暗い道の走行は出来る限り避けたい。

 

ホテルのチェックアウトを済ませ、バイクに荷物を積み

時間は6:00になるが、空は全く明るくならず、

それどころが月がまだこうこうと出ている。

 

ここでもホテル関係者達が私を取り囲んでくれているので

「日の出は何時?」と聞くと、

「7:00だよ」と。

 

あと一時間は待ってられないので、出発することにした。

 

さすがにナイジェリアの夜道はヤバい!

中央分離帯がある道にも関わらず、逆走の車が来る!(怖)

 

暗い中をヘッドライトを頼りに走るのだが、

なんとなく少し前の景色がおかしく見えた。

近くまで行くと、道のど真ん中に、土砂が積み上がっていて乗用車二台分サイズの山となっている!

危うく突っ込みかけるところだった。。ふ~。

ありえないことをしてある、これがアフリカ!(笑) もう笑うしかないです。

 

街を離れかかったところのガソリンスタンドで給油をしている頃、

辺りが白んで来た。

 

早朝だというのにすでに交通量が多く、先を急ぐ車が

クラクションを鳴らしながら私のすぐ脇をすごい勢い抜いて行く。

 

街の中心地から10キロほど離れると道が高速道路のように変わってきた。

片側二車線で中央分離帯がある作りだ。

 

朝の霧が一時深くなり、速度を中々上げることが出来ないが、高速道路だから気持ちが楽。

 

・・と思って走っていると、目を疑う光景が眼前に。。

この高速道路でも、私が走っている車線を前から逆走してトラック、トレーラーがどんどん走って来る。

 

なぜ、そうなのか反対車線を見てみると、少々路面が荒れている。

ナイジェリアのドライバーは自分の走りたいところを好きに走るようだ(笑)

ポリスストップがあっても、それについては取り締まりも無い。

 

せっかくの片側二車線なのに、相互通行の道が平行して二本走っているだけになっていて、

意味なし。。(苦笑)

そんな状態が定期的に起こる区間を200キロ近く走行した後、やっと逆走車はいなくなった。

 

気苦労の絶えない運転を続け、幾度となく人に道を訪ねながら

やっと国境に辿り着いた。時間はちょうど正午だ。

 

ナイジェリア側とベナン側でそれぞれ時間がかかる可能性があるので、

先に腹ごしらえをしておくことにする。

 

国境エリアの手前にあるガソリンスタンドで、コーラを買おうとそこに集まっている人達に聞いてみた

「ここでコーラを買えるかな?」

「ここでは買えないけど、買いに行ってあげようか」

という親切な男性(サムソン)がいた。

コーラが無かったのでスプライトを買って来てくれて彼は私に名刺をくれたぐらいで他には特に何も話さず、

私は手持ちのパンを食べ終わるとそのガソリンスタンドを後にし国境へ!

 

イミグレーションの受付けに行くがすぐにスタンプを押してくれる気配が無く、

数名がそれぞれ私のパスポートをそれぞれのノートに書き写す作業を一人づつゆっくりゆっくり行う。

 

急いでいることを伝えるみるが、手はいっこうに進まない。

係官が私に、日本を発ってからの今まで来た国名、そしてこれから行こうとしている国を

教えてと言い紙に書いていく。

それが終わると次は別の建物のある警察署長のところへ私を同行させ旅のルートや目的を改めて話させる。

なんだが不思議なことをさせられている感がある。

そこで納得してもらったと思うがまだスタンプを押す気配がなく、

私の英語力が低いせいだが、まだ何かいろいろ訪ねてくるが理解出来ないことが多い。

結局、私のパスポートに入国スタンプがないと思っていたのか、その部分をしっかり見せて伝えてみると

スタンプを押す部屋は別の場所といいそこへ行けいうことになった。

今度はスタンプを押す係官がビザの有効期限について問題があると言い始め、なかなかスタンプを押さない。

ここで、

私のビザには全く問題がなく、ビザの有効期限と入国日、そして滞在可能日数について強く説明をするとやっとスタンプを押すことになった。

その後、また最初の受付係官に呼び止められ今度は、賄賂の請求だった。

これについてはさすがに、今、日本の状況を話し、

日本は今、大変な状況で私はその寄付を集めている活動をしているので貴方達も寄付して下さい、

と言うと、もう行っていいとなった。(笑)

そんなこんなでパスポートの出国スタンプを一つ押すだけで相当時間を要す。

これからまだカルネ代わりの書類への出国スタンプ、ベナンの国境へ移動してからベナンビザの購入と入国スタンプ、カルネ書類への入国スタンプと作業が続くので結構、時間がかかるなと思っているところに、にこにこして近くに立っている男性、ガソリンスタンドでコーラを買いに行ってくれたサムソンが登場した。

 

彼はいろいろ手伝うよと国境屋のようなことを言うが雰囲気はまったく違う。

サムスンが次はここだよと連れていってくれたところはベナンの入国イミグレーションだった。

とても不思議なのだが、この国境はナイジェリアとベナンが同一建物の中にある。

普通なら、近くても川を挟んで橋の向こうとこちら、という具合だがここはまったく同じ場所。

まだ、ゲートを通過していないのにベナンのイミグレーションだ。

ただここで有り難かったのはベナンのビザを持っていないならここで買えるよと行ってもらえたこと。

(ビザを「買う」という意識がまた面白い)

ちなみに、ベナンのイミグレの係官は女性の警官で英語が私以上に話せなくてフランス語を使う。

サムスンは英語が完璧でフランス語も少々イケル人物だったので全て通訳をしてくれた。

お陰で、ビザも3500セーファー(1800円)で(48時間有効ビザ)を買う事が出来、

入国スタンプもそこで速やかに押してもらうことが出来た。

次にベナンはカルネが必要なのでカルネへの入国スタンプを押してもらいにベナンのカスタム(税関)へ行き、

そこでもカルネの説明とスタンプ押印の依頼を彼が行ってくれ、
おそらく賄賂の請求がある雰囲気だったが

彼がすべて無くしてくれた。

彼への御礼として私からすすんで500セーファー(260円)渡しただけで

彼は私にお金の請求ひとつすることが無かった。

また、ナイジェリアでカルネ代わりの書類へのスタンプも確認もないまま出国することになった。

さあ、これで全てフィニッシュ!ということでバイクにまたがり、発進させようとすると

ナイジェリアのイミグレーション係官がまた呼び止め、今度はどんなチャリティ活動をしているのだ、その内容と証明をみせろと言い出した。

九州の伊藤まちゃが作ってくれたステッカーを渡しこのウェブサイトを確認するように伝えたことと、

ここでもサムスンが割って入ってくれたお陰で、それで終了となった。

なぜここまで彼らが私に食い下がるのかサムスンに聞いてみると、

あまり言葉(英語)が出来ないのに世界をバイクで、それも一人で旅していることが怪しいみたいと言う(笑)

さらには、やはり何かで賄賂を得たかったようだった。

これもお国の事情を物語るものとして私の思い出に残る一日となった。

 

サムスンとは、ビザの発給を待つ間にお互いの家族の事、ビジネスのことなどについて語りあった。

とっても短い時間だったが別れを惜しみハグをして離れた。彼は国境の内側で私に手を振ってくれた。

 

しかしなぜ、国境手前のガソリンスタンドで私のために飲み物を買いに行ってくれ、

二度と会うことのない可能性の私を約二時間以上助けてくれたのだろう?

彼の親切にずっと心地よい悩みを持つ事になった。

 

ベナンの国境を抜け一気にコトヌーを目指す。

コトヌーの街中では結構迷い、何人もの人に道を尋ねてやっとホテルに到着。

ここのホテルもアメックスが探しておいてくれて助かった。

Novotel Cotonou Orisha 16000円(素泊まり)】

ホテル内にATMもあるので便利。

このベナンからは西アフリカセーファー通貨が始まるのだが、

国境で両替えし忘れたためホテルまで現地通貨を持たない状態で移動するので結構不安だった。

そういえば、来る途中、そんな不安な時に限って有料の橋らしいものが目の前に登場。。

が、バイクは無料だったのでほっとした。

ただここでライフルを持った軍の検問があり所持品検査を受ける。

その先に、道端でココナッツジュースを売っているオバちゃんがいて、

ネイジェリアのお金ナイラでも良いよというので買って飲んだ。

ものスゴイのどが乾いていたのもあって美味しい!

飲み干すと、持っていたナタでココナッツを割り込んで中身の実を削って食べれるようにしてくれた。
だから「ナタでココ」か?・・そんなはずはないと思うが。。

500ナイラ(260円)渡すと、ココナツをもう一つどうだと聞いて来る。

もういらないよと言うとおつりを100セーファー(20円)くれた。

高いのか、安いのか。。(笑)

 

コトヌーのホテルの部屋に入り、ベナンでの子供インタビューを現地で請け負ってくれる

アクセルさんに連絡すると妹さんと一緒にホテルまで来てくれた。

 

現地の人と会う時、何故か誰か一緒に連れて来て紹介しくれる。

ベナン人、40歳のアクセルさんとは初対面だったが、日本人の奥さんがいて

日本で暮らしているとのこと。アクセルさんは日本とベナンを行き来しているビジネスマンだった。

また日本の住所が名古屋ということで私の故郷、岐阜と近いこともあり意気投合。

その後、夜の首都コトヌーを車で一回りし案内してくれた。

 

アクセルさんと明日の打ち合わせをして別れた後、

夕食がまだだったので一人でレストランに行くともう22:30過ぎ。

クローズなのでルームサービスで頼んでくれと言う。

 

部屋からオーダーをすると20分で来るといったが一向に来ない。

結局、来たのがなんと深夜1:30。。。

ルームサービスで2時間半待ったことは初めて。

あと、食欲が満たされないと人間は相当イライラすることを自分自身、改めてわかってしまった(笑)



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ランチ用に食パンを用意して出発!
普段、こんなんです。 






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ホテル玄関








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ホテルのスタッフ、皆フレンドリー^^








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一応、片側二車線








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でも対向車が。

しかも、中央分離帯側にとめて修理をしている。。


あり得ん・・。

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だからいわんこっちゃない。。

こんなのが無数ですよ。無数。






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国境あであと30キロほどの町








DSCF3342いくつか特徴的な建物を見ることが出来る







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国境でのヘルプマン、サムスン。

彼ももう一度会いたい人だ。






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ベナンに入ると石畳風の道になる。

オシャレ。






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海岸線にあるコトヌーへ向かう時、
いくつか運河を渡る






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ココナッツを割ってくれたオバちゃん








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冷やしたらもっと旨いだろうな







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数百メートルに渡って売り場があった









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コトヌーに近付くにつれてビルが増える







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町の風景








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ナイジェリアとは多くの人がいろいろなモノを持って行き来する。





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アクセルさんの車は日本から自分で輸入したホンダのインスパイア。






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夜中の屋台に人が集まるのは日本と同じ








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何時まででもひっきりなしに車とバイクタクシーが走っている



【ナイジェリア】アブジャ~ベニンシティの旅

2011年3月20日(日)

 

朝、7:00にホテルを出発。

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ホテルを出てモスクを脇目に西へ向かう








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あの山の頂上から街が見渡せるらしい









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街中、パビリオンといった感じ









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街を抜けるところを振り返り撮影








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街に入って来た東方面からの時と違い、

西に抜けて行く時は、道の両側に町や村が少なく走り易い。





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高級な住宅地の建設も多く目に付く







などど思っていたら、すぐに交通量が増えてきた。

通過する町を重ねる毎に渋滞が酷くなる。

アブジャからベナンシティに向かう200キロ近くは

交通量が多くまた皆さん、運転が荒い(苦笑)


道の両側には交通事故の残骸が無数にあり、事故車両が置き去りになっている。

にも関わらず、多くの運転者は危ない運転をされる。

何度私もあわや正面衝突!という思いをしたか数え切れなかった。


理由は、片側一車線の対面通行路に、

 

年式がかなり古い、

整備不良、

荷物の積み過ぎ、

人間の乗り過ぎで、

 

スピードが出せない車が山ほど走り、

それを抜こうとする車が、

対向車おかまいなしに行く。

そしてその車も加速能力や、ブレーキ性能が低いものが多いため、

結果、事故を起きる。

 

特に私はオートバイなので対向車からみれば

車幅が細いため、

私の存在があっても追い抜きをかけて来る対向車が後を絶たない。

 

毎回、私の真横ギリギリをスゴイスピードですれ違って行く。

接触したら大けがするのはこちらなのでよけながら走ることに

かなり気を使う。(疲)

そんな道のりが約200キロ以上続く。

 

ナイジェリアは経済発展がとても目覚ましい国。

南アフリカに次ぐということで車も増加が激しい。

 このアブジャ~ベナンシティ間は、

「ガソリンスタンドとホテルの道」と勝手に名付けた(笑)

 

この二つが多い事、多いこと。


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建設途中もあれば、







DSCF3319つぶれているものも多い。






とっても有り難いのはガソリンが安いこと!

1リッターあたり、65ナイラ=33円です!(嬉)

さすが豊富な原油埋蔵国!

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途中の街の風景








36)

前を行くトラック


運転手もイスラムの方が多いようで
トラック模様もそれ風






給油のため一度停車した以外は走りっぱなしだったので、

出発から5時間ほど走ったところで、いつものようにランチが出来る場所を探す。

 

ある町の中にビールの看板、そしてテーブルと椅子が置いてあるのが目印の「飲み処」があったので、敷地にバイクを入れ停車。

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お客さんと、ただ座っているだけの人達?(こういう方がアフリカは凄く多い)が一斉に私に注目する。


ヘルメットを脱いで、店に近付きそこにいる人達に挨拶すると笑顔で返してくれるのでほっとする。

 

コーラを注文したら、ファンタが出て来た(笑)

 

手持ちのパンとビスケットをジュースで流し込むように食べ、

会計をして帰ろうとすると、隣のテーブルにいた初老の男性が

声をかけてくれジュースをおごってくれるという。

アフリカに来て依頼、人におごってもらったことは初めてだ。

日本から来た私に歓迎の言葉をかけてくれ、これからの道のりなどについて話す。

この方は町の役員をされている方で、

元ボクサー?で、今はボクシングのトレーナー指導者をしているという。

名前を聞かなくて失礼してしまった。

 


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皆さんに手を振りながら店を後にする。


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道中ずっと続くヤシの木街道







ベナンシティ近くになったところの街中で道に迷いバイクを停車させているとわざわざ向こうから声をかけてくれ

「困っていることがあれば手伝いますよ」

と、多くの方が言ってくれる。

小遣い稼ぎのためでも何でもない、心からの親切で言ってくれている。

 

ホテルを探していると言うとバイクタクシーの兄ちゃんが

案内するよと言ってくれる。

私が調べてあったホテルの名前を告げてそこに連れて行ってもらったが、つぶれていたようで玄関の鍵が閉まっていた。

 

そしてそのバイタクの兄ちゃんオススメのホテルに行くと、

値段も5000円ほどだというのでチェックイン。

インターネットも使い放題、プールもある、ホテルスタッフも皆、フレンドリーで気持ちが良い。

またホテル内のレストランに中華のメニューがあり、結構美味しかった(嬉)

 

【ロイヤルマーブルホテル 5000円/素泊まり/インターネット、お湯シャワー、TV、エアコン】

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ベナンシティの街中







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街中の歴史ある?商店街






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ホテルのプールでは沢山の黒人の方が楽しまれていた






子供インタビューだが、ナイジェリアの街中は、ポリス、軍隊、宗教の関係もあり、

易々とその辺の子供に声をかけてビデオを回すといった行動がしにくい。

間寛平さんもアースマラソンの時、中央/西アフリカ地域では彼のギャグの腰を振ることも出来なかったそう。

 

ホテルスタッフに子供インタビューの主旨を話し協力をお願いするが

時間が遅かったこともあり、無理ということだった。

うーん、残念。。

 

明日はベナンへの国境超え、実質の首都コトヌーを目指す。





【ナイジェリア】オゴジャ~アブジャの旅

2011年3月18日(金)/19日(土)

 

朝、7:00前にバイクに荷物を積み込んでいるとフロントの女性が私にお金を差し出す。

停電で迷惑をかけたので一部、返金するという。

おお、かなり誠実なホテルじゃないか!^^(笑)

 

ホテルの関係者の人だかりが見送ってくれる中、出発。

今日の目的地アブジャへの途中の経由地「マクルディ」はどっちと聞くと、

この道を

 

「ゴー、ストレート!」

 

と言うがすぐに分かれ道になったので、

そこで人に聞くと今度は違う方向を差し

「ゴー、ストレート」「ストレート!」

という。

 

そして

 

「曲がるな」「ずっと、まっすぐだぜ!」

という主旨のことを言う。

 

しかしその先では、

 

「ここを曲がって、その先はゴーストレート!」

 

と言う。

 

また、タクシーの運ちゃんに地図を見せ、

私が行きたい道を指差し、この地図の道はこの通りでいいのと聞くと、

「そうだ!」という。周りの人もそうだという。

 

その道を走ると明らかに違った(笑)

しかし、皆親切に一生懸命教えてくれるので有り難い。 

 

結局、通りたい道ではなかったがマクルディの街に入ることが出来た。

ここは結構大きい街なので次は首都、アブジャへの道を探さないといけない。

道端に停車し、人に道を聞いているとバイク乗りの男性が割って入って来た。

 

「私が道を教えますのであなたは去って下さい」

 

と私に道を教えてくれていた人に言う。

何モンだ?と思っていると

私はイミグレーション(入国係官)の人間ですと言い身分証明を私に見せた。

 

私にパスポートの提示を求め、確認するとアブジャまでの道が判るところまで案内すると言ってくれる。有り難い。

「この先がアブジャへの道です」

と言うのと同時に、ちょっとオフィスによってボスに会って下さいと言い、

再度パスポートを求められ、コピーを取るという。

賄賂等の要求はなかったが拘束された時間の長さと権力を

行使されている圧力にはやはりストレスを感じる。

ただ、やはり私が日本から来たことを改めて話すと地震・津波のことについて哀悼の意を表してくれ

それ意向、かなり親切、丁重に扱かってくれた。

 

日本に住む外国人が、警察に呼び止められたり、

職務質問を多くされたりする時の彼らの気持ちが
いやというほど理解出来るようになった(笑)

 

小一時間ほどロスとなったが、気を取り直しアブジャへ向けて出発。

道は相変わらず一部アスファルトが剥がれいているが基本的には状態が良い。

途中、アクワンガという町で休憩させてもらい大瓶のコーラとドーナツを買った。

45円。安!ナイジェリアは他国に比べ物価が安い。

 

この町を過ぎると首都へ向かうバイパスになり、まるで高速道路のようになってきた。

 

アブジャの中心まであと10キロほどで急に渋滞が激しくなる。

 

高速道路が作られたのはいいが、その道の両脇に、町、村が変わらず存在するので、

その住民のバイクが道を逆走するわ、中央分離帯でモノを焼いたりしているわ、道が

生活の場となっている(笑)

また渋滞の上に運転が荒い&整備不良の車両が多いため接触事故、追突事故が多く

渋滞に輪をかけている。

 

ちなみに運転の荒さは、私の独断と偏見だと下記の通り。

 

1位:ルアンダ(アンゴラ)

2位:アブジャ(ナイジェリア)

3位:ヤウンデ(カメルーン)

4位:キンシャサ(コンゴ)

5位:三河(愛知) (笑)

 

アブジャの中心に入るといきなり

「スカスカの大都市」

になってきた。いわゆる計画都市だ。

確か20年ほど前?にラゴスから首都を移転してきたので、

人工的な作りの街になっている。東京で言うとお台場の作り始めみたいな感じ。

道は良く走りやすいが人気の無い所にドーンとビルがあちこちに立っている。

無気質感が広大に漂う。

そんななかまず目を引くのが、巨大なモスク。

このナイジェリアは歴史的に北部はイスラム教を受容してきた地域。

予約してあったシェラトンホテル内に入るとエジプト航空のオフィスが入っており、

夜8:00頃前を通りかかると事務所内で従業員達が床に頭をつけてお祈りをしていた。

街のネーミングもイスラムの影響を受けているものが多いようだ。

 

【シェラトンホテルアブジャ 13000円+諸税/素泊まり】

 

ホテルにチェックイン後、床屋、買い出し、ライディングパンツの股が破れてしまったので補修屋さんがあったのでそこで直してもらた。

全てホテル内で済ませることが出来たので楽。

 

アフリカに来て床屋はケープタウン以来、二度目。

元々、レース時代に一気に増えてた白髪を染めないので沢山出て来た。

今後は銀髪の長髪で通そうかな、と思うほどイメチェンだ!(笑)

 

このアブジャへ来た目的の一つにトーゴと、ベナンのビザを取得するためだったが、

アメリカンエキスプレスに頼んで聞いてもらったらこのアブジャにはなく、

ラゴスまで行く必要があるということが判った。

 

アブジャでは二泊することにした。

翌日、朝から事務作業をこなしているとホテルのビジネスセンターで

声をかけて来る白人男性がいる。

「外に置いてあるBMWのバイク、君の?」

「そうですよ」

「会いたかったよ。私もバイクのツーリングライダーで昨年の5月、

日本からスタートしてユーラシア大陸を横断して今、アフリカを走っている」といい、

ホテルの裏でテントを張ってキャンプをしているので話しをしに来ないかという。

 

作業が一段落したところでホテルの裏庭に伺うと、数名いらっしゃった。

声をかけてくれたサイモンとモニカのオーストラリア人夫婦(50代)と

車で一人旅をしているイギリス人のパベル(30代)、バイクの洗車で出かけていて

会えなかったがメキシコ人のイヴァンのテントがそこに張ってあった。

 

皆、偶然同じ方向を走っているので適当な場所でたまに行動を共にしているのだという。

 

私が走って来た道のりの情報を彼らは欲しく、

私は彼らが走って来た道を行くのでお互いこの情報交換は大変有り難い。

特にはトーゴとベナンのビザは彼らは国境で取って来て問題は無かったというので私もそうすることにした。

そしてまた、日本が大好きのモニカがもう使わないからと、西アフリカセーファーフランの小銭を

くれたので、私もちょうど持ち合わせていた中央アフリカセーファーフランを上げた。お互い嬉しかった。

 

私はこれからの道は特に問題になるところはなく、道に関しては気が楽だが、

彼らはこれから心臓が飛び出るような過酷な道を行かねばならない事がわかると

結構、ナーバスになっていた。(苦笑)

 

ただ、サイモンとモニカのオーストラリア人夫婦は初めからコンゴ近辺は走行しない予定で、

このアブジャからバイクとともに飛行機に乗ってジョハネスブルグまで行くと言う。

・・それもある意味、正解だと思う(笑)

 

皆と連絡先の交換をし、サイモン夫婦とは私が来年オーストラリアに行く時に再会する約束をした。


そう言えば、このアブジャのホテルに到着しメールをチェックすると、
私のホームページを見て知ってくれた日本人ご夫婦のタカオさんからメールが届いていた。
フランスヴィルで出会ったアメリカ人父娘とロテテで出会ったオートバイをトラックの上に積んでいたドイツ人ライダーと一緒にいると言う。
皆、私とは反対周りにアフリカを走っているので一緒に行動する人と出会えることが多いようだ。

私はいわゆる、時計回りで走る車を含めたオーバーランダーと会ったことが無い。 

今後も孤独な旅は続くことだろう。


DSCF3262少し街を離れると藁葺き屋根の集落が点在し始めた。






DSCF3275特徴は壁が完全に円形なこと







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DSCF3281このタイプのダンプが多いです







DSCF3288アブジャの名物でもある大きな岩山の麓にも村がある






DSCF3291ナイジェリアに入ってから水牛を多く見るようになった







DSCF3295マクルディの街中







DSCF3298アブジャへ向かう田舎道

道の状態はGood!





DSCF3299選挙があるらしく、そのデモ集会でスゴイ渋滞が起こっていた。

45)選挙区らしく村の家に張り紙が。

世界中やることは一緒だね。





DSCF3300この店でランチを取らせてもらった。







DSCF3303アブジャに近づく高速道路は大渋滞







DSCF3304選挙候補者の顔を貼って走る車。

候補者の顔をプリントされたTシャツを着ている人が多いのも中央〜西アフリカの特徴




DSCF3305アブジャの街が遠くに見えてきた

人が住んでいないせいか一気に渋滞が終わる




DSCF3307巨大なモスク







IMG_2819ホテル内のレストラン

イスラムの人を多く見かける











IMG_2830派手なコスチューム(?)トカゲが多い(笑)












IMG_2834サイモン夫婦(両端)とパベル(中央)








IMG_2838ホテルの裏から見えるビル群

開発途上とはいえ、今後何年かけて都市機能を充実させていくのだろう?




IMG_2841ホテルの外観

バイクを入り口正面に置かせてもらった





IMG_2842ホテル内のアーケード





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