タマレの朝日
ホテルの外観
あちこち工事中だったが、
いつかまた来たいと思うほどゲストへの対応が素晴らしかった
バイクを私の部屋の真ん前に置かせてくれた。
大荷物を持つ私にとっては有り難い。
美しい景色が広がる道を往く
樹木が作り出す自然のトンネルが気持ちイイ
国境手前、ナブロンゴから方向転換し、南へ戻るようにサンデマへ向かう道。
さあ、孤児院へ辿りつけるだろうか。
先方には電話もメールもないので事前連絡が出来ていない。
頼みの綱は日本の陽市君が送ってくれている手紙のみだ。
サンデマのコミュニティ(町と村の間)に入る手前に、
ポリスストップが有り
「どこへいく?」と険しい表情、厳しい言い方で警官が聞く。
「ホライゾンチルドレンセンターへ行きたい」
と言うと、うーん?とそこが判らない様子。
もう一人、若い警官が近寄って来て伝えてみるが、
聞いた事がある気がするが、はっきりしないといった感じ。
「ホライゾンチルドレンセンターというのは孤児院だよ」
というと
二人の警官の表情と態度が一転、
とても優しく、歓迎的なものになった。
そして、
「それなら知ってます。この道をずっとまっすぐ行って下さい」
と対応も丁寧なものに変わり、
「町の中心まで行って誰かに聞いてもらえれば判りますよ」と。
この孤児院はとても有名で、敬意に満ちた存在のように感じた。
町の中心に来たところで、バイクを停め人に尋ねようとすると、
最初に近付いて来た人は、
一言目から、
「1セディ(50円)くれ」
という。
さすがに場所を変える。
次に物売りの店主に
「ホライゾンチルドレンセンターを知っていますか?」
と聞くと、
その方も表情が急に柔らぎ、その場所を
何度も丁寧に教えてくれた。
そこは孤児院ですよね?と再確認すると
そう、そうと。
町の中心から1キロほど走ったところで・・
看板発見!!!
広い敷地に、建物が立っていた。
バイクをそのまま建物の前に進める。
すると建物の前にいた車椅子の男性が最初、驚いたような表情のあと、すぐに満面の笑顔に変わって手を叩いて喜んでくれている。
当初の予定より、二週間遅れで到着したにも関わらず大歓迎で迎えてくれた。
孤児院オーナーのヤオさん(中央)と、19歳からこの孤児院で先生を8年間しているジョーさん。
3年前、この孤児院で二名の日本人がボランティアで働いていたお陰で私の訪問が実現した。
「アキさん」と、「ケンさん」と仰る方だそう。
ジョーさんがこの方々との楽しかった思い出を話してくれた。
私が日本に帰国したらこのお二人とも会いたいと思う。
そして、私がこのガーナ北端の地に縁を戴くことができたのは日本の亥子さん、陽市さんのお陰です。感謝いたしますm(__)m
インタビューに答えてくれた、オウル君とシラス君。
二週間待ってくれたのに、滞在時間が僅か30分ほどだったことが悔やまれる。
ヤオさんとジョーさんは何度も何度も私が日本からここに訪れたことに感謝と歓迎を伝えてくれる。
そして彼らはこの孤児院の仕事をしていることに大変な誇りを持っていることを強く感じた。
必ずいつかまた訪れたいと思った。
またそのときはもう少し英語が上手になってジョーさんやヤオさんの思いを言葉でもっと聞いてみたい。
サンデマを後にし、国境へ向かう。
今日中にブルキナファソのワガドグへ到着しなければならない。
国境で手前の町、ナブロンゴのポリスオフィスでパスポートとカルネのスタンプを押すオフィスの場所を確認をする。
この町でなく国境で出来ることを確認し向かう。
国境へ行き、ガーナの出国手続き、
そして、ブルキナファソの入国手続き、全て何事もなく通過出来た。
全て簡単に済むため国境屋、ガイドも居ない。
チェンジャー(両替屋)が声を掛けて来てガーナ通貨のセディからブルキナ以降のセーファーフランへの両替はと聞いてくる。彼らは人もよくレートも悪くない。
これ以上ないほど簡単に国境を越えることが出来た
私の旅のアフリカ前半(東側)に近い感覚だった。
善良なる旅行者視点で言えば、国境は全てこうであって欲しいものだ(苦笑)
国境を通過したとことで飲み物を買おうとするといきなり英語が通じない。フランス語に戻った。。
国境ってすごいな。
いきなり人種、言葉、宗教、習慣、がわずか数メートルで変わる所。
「Good bye Ghana! Hello,Burkina!!」
さあ、超暑いガーナを抜けて北上していくので幾分、涼しくなるのかな?と思い走りだすと・・
おいおいおいおいおいおい(笑)
バイクの気温計が面白いように上がっていくではあーりませんか!
表示は40.5度
この後、
42.5℃まで上がった。。
熱風ですよ、熱風!
シールドを開けると顔がやけどする!?(痛)
暑さを避けるため、上半身を伏せたのはバイクに乗り出して初めての経験。
風が熱風なので、そのまま風を受け続けると体がおかしくなりそう。
また、バイクに装着してあるドリンクホルダーの水を飲んだら
「お湯」でした(熱!)
ブルキナに入るとまた景色が益々イイ!
この超暑い中でも我が愛機は絶好調!
前回の給油からすでに700キロを超えているが、メーターはあと140キロ以上走行出来ることを示している。
とっても頼もしい!
暑さのせいで、アスファルトの道はすぐに陽炎を作り出す。
遠くの景色が不思議な絵となる。
何も食べていなかったので木陰を探し、パンを食べようと停車すると女子中学生達が寄ってきた。。
そんなに見つめてきたら恥ずかしいじゃないか!(笑)
ワガドグの街中。
開発を急ピッチで進めている都市。
ワガドグの中心地のやや南のエリアを走っていると・・
おやっ!
こ、これは日本語・・!
「居酒屋」と書いてある!!!!!
入ってみると、
日本語で、「我が家」の文字。
完全な日本の居酒屋だ。。
実は、ここの居酒屋「我が家」さんのことは、
世界ツーリング中のタカオ&ミユキさんから是非ここへ寄られるといいですよと情報を頂いておりました。
しかし、ここまで完璧な日本的な店作りになっているとはかなり感動です。
お店のオーナーは飯田さん。
大変気さくで優しく、器の大きな素晴らしいお人柄の方です。
是非、我が家さんのサイトをチェックして下さい^^!
たまたま停電で店内はランプで対応。
これもアフリカらしさ(笑)
久しぶりの本物の日本食なので超!楽しみでした。
卵焼き。
めちゃめちゃ美味しい!!!
私の大好物の冷麺もありこれも最高です!
あと、さらに私の大好物の鶏の唐揚げを注文したところ食べきれないほど出て来たのでお持ち帰りさせて頂きました。
そして、このオーナーの飯田さんはこのブルキナファソで孤児院を作る活動をしていらっしゃるので子供インタビューの協力を打診してあったところまだ会ってもいない時から快諾のお返事を下さっておりました。
明日、飯田さんがアテンドして戴いた学校訪問をします!
【緊急情報】
「我が家」さんがTVで紹介されます。
4月1日(金)19:00〜21:00 東京12チャンネル
残念ながら私は見れません。。
どなたかユーチューブでアップして下さったらご連絡お願いします。^^;