今日は20カ国目のセネガルを後にし、21カ国目モーリタニアを目指して走ります!☆
朝、サンルイのホテルを出発する時、トラブル発生!
昨日、私のバイクを敷地内にしまってくれたのはいいが、朝になるとガレージの扉の鍵がなくなったらしく大騒ぎしている。このあたりアフリカ人らしさの楽しい所(笑)
その後鍵が見つかり、目標の7:30から少々遅れて出発!
サンルイから目指した国境はdiamaという町。しかしここまで行く道が何本かあり、私がチョイスした道を行くとコンゴを彷彿させる悪路。。
辺りに人も歩いていないことからその先に進む事を断念。
この旅で初めて引き返した。
多くの人が利用する、ロッソの国境に行くしかないか・・。
と考え幹線道まで戻り、ロッソへ向かい始めたところ、「diama」の標識がある!
再度、挑戦。
その道はとってもきれいで広く、あっと言う間に国境に到着した。
この国境の「diama」という町は、セネガル側と、モーリタニア側の両方に同じ地名が二つある珍しい場所だと国境係官が教えてくれた。
セネガル側の国境ではイミグレーション(入国)、カスタム(税関)でストレスなく各作業が終了。ただし、イミグレでは手数料(賄賂?)10ユーロ請求あり。また、セネガルはやはり最近になってカルネが必要となったようでこの出国のカスタムでもしっかりカルネへの押印と、入国時に作成したパサバン(一時輸入許可証)の回収を行った。
このセネガルを離れるともうセーファーフラン(CFA)は使わないのでモーリタニアウギアに両替を行う。レートも悪くなかった。
また運良く?出発しようとした時に保険屋が声をかけてくれモーリタニアで有効のバイクの保険に加入する。(10ユーロ)
本当に全てが完了と思い橋を渡ってモーリタニアへ行くところで橋の通行料金を徴収される(10ユーロ) 新しくて立派な橋だった。ロッソ国境で船で渡る煩わしさを考えると当然のことながら橋は簡単でいい。
モーリタニア側では、イミグレーションでパスポートへのスタンプ、カルネへのスタンプともに手数料10ユーロづつの請求があった。国境での作業が完了し、ヌアクショットへ向かって5キロほど走るとポリスストップがありこのエリアは国立公園内なので通行量10ユーロですという。何故か、半額にしてくれた。
そんなこんなで、噂には聞いていたが、ここの国境は結構、お金が掛かる。ただ皆さん人は良く、お金さえ払えば時間も全くかからない。国境によってはえらく手続きに時間をかけられたりするところもありそれは急ぐ身にとっては勘弁してほしいところなので、このディアマは短時間で済んで良かった。
ただ、このdiama国境経由でモーリタニアに入国したのはいいがその先ヌアクショットまでの道が手元の地図に全くなく人に聞きながら走ることになる。
モーリタニアは世界で最も人口密度の低い国のひとつということが納得できるほど人が居ない。そういう意味でもアフリカらしくない一面を見せられる。
今までは道に迷ったら聞けば良い、バイクを倒してもし起こせない状況になってしまったら、助けてもらえばいい・・などど安易な考えを心のどこかで持っていたがこのモーリタニアでは通用しない。
分かれ道があって道に迷う可能性があっても自分で判断していくしかない。
二時間、100キロ弱の間、後続車、対向車、村人がいない・・そんなところは走っていて極めて不安になる。
また、深い砂の箇所もさらに増えてきた。
スタッグしたら最後かも・・なんて考えながらその危険性がある場所のアクセル操作は命がけだ(笑)
心拍数が相当上がり続けた区間がやっと終わり幹線道に出た。
その後はヌアクショットまで早かった。
未舗装路は100キロ区間で3時間かかり、幹線道は250キロ区間で2時間半だった。
ヌアクショットに向かう幹線道の左右に、今までとは違う大きさの動物がいる!
「おおっ! ラクダだ!! デカイ!」
バイクを停めて写真撮影開始!
最初は珍しく、嬉しかったのですが、その後もラクダだらけで、ヌアクショットに近付くころにはラクダ、もういいですという感じでした(笑)
国境付近では気温が38度くらいだったのが、ヌアクショットに向かう幹線道は大西洋からの海風の影響で一気に涼しくなる。気温は26度くらいまで一気に下がり、かなり快適♪
それにしても風がすごい!バイクが斜めのまま直進する。
そして「砂の国」とタイトルをつけたくなるほど強い風と共に舞う砂が、首、手首などに当たって痛い。
そしていよいよ「ブラックアフリカ」が終わり「アラブアフリカ」の始まる。黒人ではない警官、国境係官、そして村人。ターバンを巻く人がとても目に着く。
ヌアクショットの街に入りホテルに到着。
【ホテルHALIMA 70€ フル完備(冷蔵庫なし)無料Wi-Fi】
ここでもホテルレセプションに入るやいなや、受付の女性が笑顔で、
「Mr,YAMADA Welcome!」
アメックスが予約しておいてくれたお蔭で速やかにチェックイン出来た。
荷物を部屋に運び込み、荷を解き、ほっと一息つく。
〜画像集〜
サンルイ島、さらば。
いつかまた来る日まで。
ディアマへの道の途中、水辺で洗濯、食器洗いの村の女性達
国境を超えたところの国立公園
白いのは何?と思って見ると、ペリカンの群生♪
地図にない道を長距離走る。かなり不安(><)
誰もいない。道はところ、どころ砂。。
いつまで続くのか誰か教えて・・(苦笑)
まれに村があったが、建物があっても外に誰も出て居ない。
今までのアフリカと大きく違うところだ。
幹線道に出ると歓迎してくれたのが
「ラクダ!」
かなりデカくて一瞬驚きます。
砂丘とラクダはやっぱり似合うな〜
あちこちで道を横断
人に慣れていて近くまできます。
モーリタニアの生活様式は特徴的。
流民の風習があるためテント生活の家屋が目立ちます。
イスラムの女性の服が強風であおられる
国全体が砂漠化が進んでいることが問題になっているという。
首都、ヌアクショットに到着!
迷った行き着いた国境。そして地図にない道をひた走り、幹線道を飛ばしホテルに到着したのが16:00近く。
【HOTEL HALIMA 70€ TV/エアコン/湯シャワー/無料Wi-Fi】
結構、疲れましたがついに21カ国目に到達しました!
夕食時にオススメは?と聞くと魚ならこれです!といって出てきたのがこれ。
courbineニベという塩水魚だそう。
明日は、一気にモーリタニアの北の果て、ヌアディブを目指します☆