2011年4月22日(金)
ついにアフリカを去る日が来ました。
そしていよいよユーラシア大陸に渡ります!
天気はあいにくの雨。私の気持ちを代弁しているかのよう。
フェリー乗り場には30分前から受付が開始され、乗船は15分くらい前から始まりました。運賃はバイク&大人一名で57ユーロ。
アルヘシラスからの船が到着し、積み荷の車両が下船し終わるとセウタからの乗船が開始される。
船に乗り込み出発を待つ間、いろんな想いが込み上げる。
船が動き出すまでの間に、出発地のケニアからこのセウタまでの道のりを思い出す。
沢山、走ったように思えたけど、今考えるとそれほど走っていないように思える。
何故かというと思い出せない場所がなかったからだ。全てが鮮明に思い出せる。
特に子供インタビューが出来た場所に対しては格別の想いだ。
船は、白い波を大きく立てながらセウタの港を後にした。
「Good bye Africa, Thank you, Mercie, Obrigado」
甲板に出てつぶやいた。
ジブラルタル海峡の中央あたりから天気が良くなって来た。
約一時間ほどの乗船にはもったいないほどの豪華な設備。
もうアフリカじゃないんだということを確認する。
真っ青なヨーロッパの空が私を出迎える。
ついにユーラシア大陸に上陸。
到着した港のアルヘシラスはスペイン。
そこから10キロほど走りイベリア半島先端のジブラルタルに向かう。ジブラルタルは6平方キロMの広さのイギリス領。スペインは自国領土と主張し、イギリスとの間でずっと主権争いをしている場所。
スペインから英領ジブラルタルへ入国する国境。パスポートチェックだけで通過。車はこの国境に着くまで大渋滞して長い距離を並ぶ。バイクは歩行者、自転車と同様、その横を通り抜けて待つ事がない。
国境のポリスは英語を話す。その昔は左側通行だったらしいが今は近隣EU諸国同様、右側通行で変更の必要がない。通貨は一応、GBP(ジブラルタルポンド)というものが存在しているそうだが普通にユーロが使用可能。
観光客がたーくさん!
バイク好きな人からしばしば声をかけられる。
ホテルに直行するはずが道に迷い、ジブラルタルロックを上る専用道を走ることになった。
ジブラルタル湾はイギリス軍とスペイン軍の要衛となる港なのでどちらも手放せない。
海の向こうにアフリカ大陸を望める。
あちこちに軍の施設が存在。
イギリスの国旗が最上部にたなびいています。
部屋の鍵のキーホルダーがサルのぬいぐるみでした。
ノントラブルでここまで私を導いてくれました。
本当に素晴らしいバイクなのです☆
アフリカもでしたが、夢に見た「ヨーロッパを自分のバイクで走る!」の実現が今日から始まります。
夢の実現の世界を多くの方と共有出来るようなレポートをして参りたいと思います。