2011年4月1日(金)
朝、出発しようとするとフランス人のヤノさんが声を掛けて来た。
長年、アフリカで仕事をしているとことで、フランスの自宅には
ヤマハとハーレーを持つバイク好きだ。
「もう、お金は必要としないが仕事を維持させて、楽しむ人生を送っているよ」
と。うらやましいことを仰る。
アフリカに来てビジネスで成功した人と会うことが多いが、
ラッキーや譲り受けたものでなく皆、
最高にベストを尽くした結果だとオーラで感じられる。
そして家族は?と聞くと
「finish.」
と答えた(笑)
二人の子供は成人してそれぞれニューヨークとドバイにいるという。
皆いろいろ人生、面白い。
ヤノさんから名刺をもらい、フランスに着いたら是非連絡をするよう言われる。
今から再会が楽しみだ。
世界中に友人が出来ることはこの旅の醍醐味。
それも多くの方が向こうから声をかけてくれるので助かる。
マリに向かうに当たり、ルートを変更した。
当初は景勝地でもあるモプティ、セグといったマリ北部方面に
行く予定だったがやめてシカソを経由しバマコに向かうことにする。
理由は、
腰の痛みが強くなってきているので
しばらくは少しでも短い移動距離にしておきたいこと、
近況のマリ北部はアルカイダの活動が活発になっており
外国人が拉致、殺害される事件が起こっていること、
私の旅の第一の目的は景観地を見ることでないことなど・・
を総合的に考えボボディラッソから直線的に首都バマコに向かうルートをチョイスすることにした。
道のコンディションが若干不安ではあったが、
出発してみると終止良い状態だった。
ブルキナファソの西端地区は家屋の作りが南部と違っていることもわかる。
オーソドックスな円形の壁に藁葺きの屋根だ、
何か儀式があったらしく、
上半身、裸の男性のいくつもに分かれた小隊が道を行進している。
上半身裸体の女性もたまに見かけるが、
これは部族による習慣のようだ。
下半身を丸出しにして、街の中心を歩く男性も見かけたが、
たぶんそれはただの変態のようだ(笑)
ブルキナとマリの国境も、皆、好意的で簡単に終了できた。
ブルキナファソはカルネ加盟国なので、入国時と同様に出国スタンプを押してもらい、
マリ共和国はカルネ非加盟国なので、カルネを出さず一時輸入許可証?カルネ代わりになる書類を作成してもらい順調に終了。
(書類作成料:5000セーファー;850円)
国境を超え50キロほど走るとシカソの町に入る。
マリは90%の国民がイスラム教と言われており、
特徴的な服装の方の多さがそれを物語る。
また途中の道に牛の放牧が一段と増えてきた。
ヤギは相変わらずどこでも飼われていて道を往来している。
どこにでもいるのだが、赤ちゃんヤギはいつ見ても可愛い。
ちなみに、皆さんは知っていました?
ヤギの赤ちゃんは何と鳴くか。
「やーぎ」「ヤーギ」
ですよ(笑)
地元の人の足となって活躍するミニバスには
利用者の荷物が屋根に山ほど積んである。
自転車やちょっとした家具や、その他何でも。
あるとき、赤ちゃんが泣くような大きな声が
するのでその方向に目をやると、車の屋根にヤギの赤ちゃんが積んであり、
それを下ろす時に、すごい声を出して鳴いていた。
シカソの町に入る。
小さな町だが活気があって楽しそう。
停車して足を地面に着く度に激痛が走るので
町のあちこちを撮影出来ないのも辛い。。
予約してないが、ロンリープラネットに掲載されていた
ホテルを訪れると空きがあるのでチェックイン。
【ホテルタタ 2400円 エアコン/お湯シャワー/TV不調】
※インターネットなし
昼食がまだだったのでホテルのレストランに行くと、
メニューにオムレツがあるので頼んでみた。
1000セーファー(170円安!)
夕食はスバゲッティ、こちらも1000セーファー!^^
もちろん、味はソコソコ。。
ここでも早めに休養し明日のバマコへ向けて体調を整えたい。
バマコの滞在中に、電話を使ってのラジオ出演がある。
またマリでは子供インタビューのアポがとれていないのでこのバマコで
何とかトライしたいと思う。
子供の純粋な夢を語る内容は、私にとって元気の源。
そして今、大変な日本の方への力になれるとも強く信じている。
ヤギさんならぬ、ヤノさん。
何かで成功を収めた方はどこかしら良いオーラがある。
裸祭りか?!
広大な田園風景が広がるマリ
シカソの町に到着。
中心地のマーケット
ホテルのレストランで頼んだオムレツ。
フランスパンと、まさに卵のみ。
これで170円なのでOK!