2011年5月22日(日)

出発の朝、再度マザーテレサ像の前を一回りして、マケドニアに向かう。マケドニアの首都ではなくオフリドという町。この町は面している湖と町そのものが世界遺産に指定されている。

1アルバニアからマケドニアまでは山、山、山。二つの大きな山越えがあり息を飲む景色が続く。特に一つ目は高い位置まで上りつめるとかなり長い距離をその高度で走り続ける道となっている。ギヤのローを多用するカーブがいくつもあるワインディングで部分的にはガードレールが無いところもあり、足がすくむようなルートを行く。

うまく写真が撮れなかったのが残念というか難しかったのですが、完全に山の尾根を走る場所があり、「眼下に広がる景色が両脇にある」という大変珍しい道を走行することになった。

2かなりの高所にも関わらず、定期的にぶどう売りの方々がいらっしゃる。

一房はいらないけど数粒は戴きたかったなあ。





3ツーリングに最高なワインディング☆






山中に国境があります。
【アルバニア出国】パスポート押印、バイク登録証の検閲で終了。
【マケドニア入国】上記に加え、マケドニア国内適用の保険書類を求められる。アルバニアの時同様、所持していないので国境脇の保険屋で購入。ミニマムで50ユーロ(超高!!)僅か一日しか滞在しないのに。。ヨーロッパ全域をカバーするもの(グリーンカード?)を事前に購入した場合はいくらだったんだろう。かなり気になりました・・。

マケドニアに入国し、50キロほど走るともう、オフリドに入ります。
4小さいながらも奇麗で楽しそうな町です

町に入り、ホテルの場所を確認するためにバイクを停めると声をかけてくれる人がいる!
「May I help you?」
私の行きたいホテルの場所を告げると、教えてくれて去って行った。
なんと親切なのでしょう!

5オフリドの中心地の広場。






6オフリド湖畔は観光客が多い。
ハーレーを十数台?積んで来たトレーラーを発見。
私の予想では、業者がバイクを観光地まで運んで、ライダーは別の交通機関を使って現地でバイクを受け取り、そこでツーリングを楽しむというものだと思う。そんな楽しみ方もいいね。


7オフリドで最も有名な観光ポイントは、「聖カネヨ教会」
ここまでバイクではいけず、1キロほど離れた聖ソフィア教会前にバイクを置いて歩く。
岸壁沿いの道と、レストランの店内と、人の家の裏路地のようなところを通り抜けて到着する。・・どんな通路だ。


8途中、釣りをするおじさんを見かける。
何がつれるのだろう。
小さな魚はすぐそこに、目で見える。




9湖面上、10mに位置する「聖カネヨ教会」
10世紀に作られたものだけど修復がされてしっかりしていた。
内部は5〜6人はいったらもう息苦しいほどの狭さだけど、数々の素晴らしいイコン(聖画像)が描かれてあった。
(入場料100デナル=200円)


時間軸ではこちらが先になります。
オフリドの町に到着後、すぐにホテルに到着しチェックイン。
HOTEL GRANIT :EUR49 】アメックスさんのご好意により提携外にもかかわらずホテル情報をくれているのでそこにいってみると価格の割にかなり良いホテル☆
マケドニアは全体的にそうらしいが特に、このオフリドは宿料金などの物価が安いみたい。 
あと、町にいると、沢山の「宿引き」の方が声をかけてくる。
「宿、決まっているの?」「10ユーロでどう?」「うちの部屋は安いし、バイクも置けるガレージもあるし・・」等々、一生懸命誘って来る。
町の中心地からけっこう離れたところのスーパーで買い物をしているところにも声をかけてくるからスゴイ^^;
先人の情報によるとこのマケドニアは失業率が40%近いとのこと。皆の必死さが伝わってもきます。ただ、殺気立っていることはなくかなりの人が皆、親切です。 

チェックイン後、例のごとく子供インタビューについてホテルのスタッフに相談してみるととっても前向きに考えてみると言ってくれた。自分でもホテル近辺を歩くがちょうど良いくらいの年齢の子供は見当たらない。昼食がまだだったのでホテルのテラスで食事をしようとするとちょうどそこに家族連れが登場!話してみるとこれまた、大歓迎で快諾して戴けた。
1011マケドニア北西部から旅行にこられていたご家族でした。
このオフリドから100キロほど離れたところだそうです。



そしてこのご家族のインタビューが終了する時に、ホテルのスタッフの方が近所の子供を連れて来てくれてさらに二名のインタビューをすることが出来ました
なんと、素晴らしい協力をしてくださることか!

1213マケドニアの子供です。
西欧から中欧に移動してくるにあたり顔つきがだんだん変わってきています。
でも子供の夢はつねに純粋で、気高く、聞いていると嬉しい気持ちになるものです。




子供の声、一人一人から気持ちいいオーラ、力を戴きます☆
いつも走行中、子供の声を思い出しながらいろいろ考えています。