走行距離:145キロ
天候:快晴
最高気温:35℃
出発時間:8:15
到着時間:13:30
この光景ももうあと僅か。
また一人に戻るだけ。
ゲート前で、この期間だけ積んでいてくれたタイヤとシートバッグをガイド車からバイクに積み替え、
ガイドのムサさんと運転手のアンドリーさんと別れの挨拶をする。
短い間だったけど、いろいろお世話になりました。
彼らは、これからアシガバートまで一気に10時間かけて戻るとのこと。
特に子供インタビューのサポートには深く感謝。有り難う!
そして、さようなら。
一人になり、目の前に立ちはだかる国境オフィスへとバイクを発進させる。
【トルクメニスタン出国国境】
入国時同様、出国も時間がかかる。
手続きを待つ人に対し、担当窓口が少ない。
結局、ここでは約2時間弱。
【ウズベキスタン入国国教】
ウズベキスタン側国境もまた同じ。
約1時間半。
ただ、トルクメニスタン入国時と違い、金銭の請求は一切なし。
(ちなみにトルクメニスタン入国時は、69ドル入国手数料(ビザ込み)+強制保険62ドル)
ウ国境係官「どっかから来た?」
山「日本です」
ウ「おー、ジャポン、サムライ! ヨトータ!^^(トヨタの間違いと思われる)」
ウズベキスタン係員達は、冗談をいうほどフレンドリーな人も居て、
トルクメニスタンの方に慣れつつあったので一瞬、びっくりした(笑)
慣れって怖いな。
ついにウズベキスタンに入国!
「Good bye! Turkmenistan!」
「Hello!! Uzbekistan!!」
ウズベキスタンは40番目のの訪問国です。
国境を越え、何もないところにぽつん、ぽつんと人が歩いている。
そのうちの一人が、いきなり手を大きく振っている。
顔を見ると、笑顔だ(嬉) こういう光景もイラン以来だ。
バイク搭載のGPSナビにウズベキスタンの地図データがない。
また数日インターネットが使えない場所にいたのでiPhoneにも地図をダウンロードしていない。
そんなこんなで全く地図がない状態なので国境から20キロほど走ったところで分かれ道で迷う。
ちょうど道の傍らにいた人達に聞くためにバイクを近づけると、全員、一人、一人が握手をしてくる。
おお~、なんつうフレンドリー!
方向を教えてもらって別れる。
同じ事を繰り返しながら、街の中心地らしきところまでやっと辿りつくことが出来た。
ただ初ウズベキスタンのこのブハラの街では、ホテルの予約もなければ、情報すらない。
さて、どうすっかな・・と大きな公園脇の木陰にバイクを停めたところ、ほどなく隣に停める車がいる。
下りて来た20代後半ほどの男性が、笑顔と英語で話しかけてくる。
「May, I help you?」
まず、ここが本当にブハラの街なのか、ブハラのどの辺なのか、ホテルは近くにあるか、などを聞くと
一つ一つ、丁寧かつ親身に教えてくれた。
なんでも友人の奥さんが日本人だそうで親近感があったみたい。
ホテルの場所を教えてくれて別れかけたところで、彼が言う。
「もし、10分ほど待ってくれたら、数件のホテルを案内しますよ」と。
それは有り難い!ということで公園脇の土手に腰掛けて彼を待つことにした。
腹が減ったので、イランの山中の売店で買っておいた豆をほうばる。
豆っていいな。
軽いし、腐らないし、世界中どこでも手に入るし、安いし、腹持ちもいい。
約束の時間を大きく過ぎたところで彼が誤りながら戻って来た。
私にとってはちょうど良い休息になったので全然OK。
数件のホテルを案内してくれた後、お礼を言って別れた。
アブドラヒムさん。
私にもしもっと時間があれば、食事でも一緒にしたかった。
残念。
ウズベキスタンの一日目、いきなり皆様の親切にあやかりっぱなし!
到着したホテル。
全ては遺跡チックな建物で統一されている。
全てが新しい。
建物の外や中では伝統工芸品が展示されている。
バイクの旅じゃなかったら絶対に一つ買った。
何パターンにも形が変わる不思議なもの。
ホテルから少し歩くと雰囲気のよい音楽が流れる屋外レストランが。
遺跡を模した建物の池のほとりで。
これ嬉しかった。そして旨かった。
味はほぼ焼きそば。
面は、スパゲティと、きしめんの間(あい)の子の感じ。
大ミネラルWとナンが付いて、10000スーン(400円)
ジェラートをソフトクリームの機械から出していました。
これで、40円。
また店の人も、カタコトの日本語で、
「コンニチハ!、見てって!」と。
ウズベキスタンは予想外に日本人観光客が多いみたい。
ということでホテルでは日本人観光客の方と出会えたのです!
いやー、びっくりしました。
実は日本のある旅行会社の方で、視察と下見を兼ねてのご旅行とのことです。
ウズベキスタン現地の男性の方と一緒の3人のグループでした。
今日はインターネットが思う存分に使えるホテルに辿り付けたので
ホテル到着後、ほとんどかかりっきりでした。
明日はサマルカンドへ向かいます。
子供インタビューのチャンスがあることを願って!